どんな本でも大量に読める「速読」の本(文庫版)
大学時代に速読と出会ってから10以上の速読法を学び、実践検証してきた25年以上の結晶をまとめた「速読法」の決定版!
これまで速読を学んで挫折した人も、なんとなく怪しいと速読を避けてきた人も必読です。速く本が読める・理解できる本質とは何なのか、読書の本質に迫って明らかにしています。
この本を読めば本との付き合いが劇的に変わるでしょう。1日に10冊読むことも簡単になります!
読者特典プレゼントにご応募いただくと、もれなく解説動画をダウンロードできます。(文庫版)
著者: 宇都出雅巳
文庫: 200ページ
出版社: 大和書房
発売日: 2014/4/12
『どん速』文庫本解説動画「速読を阻む2つの幻想」①
目次
文庫化に寄せて
はじめに 本や講座で教えない速読の秘密
CHAPTER 1 内容を「知っているから」速く読める
01 どうして速読できないのか
- スキルだけでは限界がある
- 私が速読できるようになった本当の要因
- 「読書慣れ」は「速読技術」に勝る
- トリックに惑わされるな!
- 速読しているとき脳はどう動いているのか?
- 本ではなく頭の中の情報を読んでいる
- 高速で情報をインプットしても頭の回転は速くならない
02 速読に対する誤解を解く
- 読むスピードを上げても「速読」とはいえない
- 眼を速く動かすわけではない
- 一目でページ全体を読めるようにはならない
- 文字を音にする癖をなくす
- 「わかろう」とするから遅くなる
- これまでの読書とは読み方が違う
03 速読訓練は二の次でいい
- すぐに速読を体験できる「擬似速読訓練」
- 「速読幻想」にお金と時間を無駄にしない
- 難しい文章は速く読めない?
- 速読技術を習得する力ギもストックにある
- 速読法の開発者が行った訓練法とは?
- 誰でもすぐに実践できる「高速大量回転法」
CHAPTER 2「高速大量回転法」で速読を実現!
04「繰り返す」という発想がすべてを解決する
- 従来の速読法の欠点を克服する!
- ストックを蓄えることが重要
- 「速読の複利効果」とは何か
- わからない場所にこだわらない
- なぜ誰でもすぐに速読できるのか
- 繰り返して読むほうが速い
- 高速大量回転法が生まれたきっかけは?
05 高速大量回転法の2大原則を利用せよ!
- 第1の原則「速く読むから理解できる」
- 精読よりも速読のほうが深く理解できる理由
- 第2の原則「1回目よりも2回目のほうが速く読める」
- 難関試験に短期合格できた速読法
- 「高速」と「大量回転」の相乗作用
- 「繰り返す」かり「わかろう」という思いを手放せる
- 技術はあとからついてくる
CHAPTER 3 30分あればどんな本でも速読できる
06 最初に全体構造をつかむ
- なぜ30分なのか?
- 本の情報が詰まっている目次
- まずは目次を2分で10回転!
- 「わかろうとしないで見る」技術のヒント
- 目次の次は「まえがき・あとがき」
- 「まえがき・あとがき」も読まずに”見る”
- 本を「読んだ」といえるためには?
07 対象を絞って楽に回転する
- 本文は見出しの拾い読みから入る
- 分厚い本もすぐになじむ読み方
- 毎朝サッと新聞に目を通すような感覚で
- 速読を加速させる「本へのあいづち」
- 前半の15分で本全体の構造が見えてくる
- 後半の15分で回転しながら細部に入っていく
- 「全体」と「部分」を常に往復
08 「今わかったこと」が本のすべてではない
- 速読という読み方、理解の仕方に慣れるために
- 30分で読めなかったらダメなのか
- 「読んでよかった」と思える本とは?
- 速読後の注意点
- 速く読み終えた本とも長くつき合う
- 小説だって速読できる
CHAPTER 4 効率性を重視しすぎる「危険な読み方編
09 何が速読をダメにするのか
- 読書とは知識や情報の「ダウンロード」ではない
- ストックを有効活用する「エコ」な読み方
- 極意は「本を読んでいる自分を読む」
- 速読の弱点もストックに潜んでいる
- ビジネスチックな「お手軽速読法」
- 「お手軽速読法」のワナとは?
10 「勘違い速読」とフォトリーディング
- 究極のダウンロード発想
- 高速大量回転法と似ているようでまったく違う
- フォトリーディング講座で目にしたもの
- 「勘違い速読」を生み出すプロセス
- 理解と勘違いは紙一重
- フォトリーディングもストックの活用
- 理解・記憶に必要なのは繰り返しと失敗
- 「本当に役立つ速読」へのシフトチェンジ
11 「検索速読」とレバレッジ・リーディング
- 読む目的を明確にする読書の危険性
- なぜ目的化してはいけないのか
- ビジネス書を何冊読んでも身につかなかったワケ
- 検索を超える速読をめざせ
- 著者の世界に素早く入るためには
- 「さらわれる」「巻き込まれる」のが読書の醍醐味
- 読書から検索へ、検索から読書へ
CHAPTER 5 速読が本との出会いを広げる
12 「時間をかける速読」もある
- 難しい本や気の進まない本は「積読」から
- タイトルから高速大量回転を始める
- 隙間時間を活用する
- 自分を成長させる速読をしているか
- 電子書籍は速読に向いてない
- 記憶に残りにくい電子書籍の欠点
- 「速く読み終えるだけの技術」で終わらせない
- 速読に必要なこと
おわりに
読者の声
文庫本化によせて
「速読」と聞いて「結局、飛ばし読みでしょ」「普通の人にはできないよ」「右脳とかなんとか怪しげだし・・・」と思っていませんか?
これまでに速読法を学んだことがある人は、「ひたすら眼の訓練が必要なんですよね」 「簡単な本には使えても、難しい専門書では無理でしょう」と疑っているかもしれません。私自身、以前はそう思っていました。
ただ、そう思いながらも、「もっと本を読みたい!速く読みたい!」という強い願いから、さまざまな速読を学び、実践し続けてきました。もう30年近くになります。
その結果「だれでも、どんな本でも速読できる方法」にたどりつきました。この本では、そのすべてを紹介・解説しています。
私の速読法には、右脳や潜在意識といった話は出てきません。魔法も何もありません。 ある人は「え?そんなこと?そんなの当たり前でしょ」と思われるかもしれません。
しかし、本当にこの速読法を実践してもらうと、これまでの読み方では考えられなか った「魔法のようなこと」が起こります。本書は2011年10月に単行本として出版されましたが、その読者から続々と驚きの実践報告をいただいています。
「私はこの本で東大大学院に合格しました!」
「月間500冊に一気にスピードアップした」
「勉強嫌いだった私が、今では勉強が苦ではなくなりました」
「本書のおかげで公務員試験に合格しました」
また本書では、速読のやり方だけではなく、読書の本質にまでさかのぼって解説しています。なので、単に本を速く、たくさん読めるようになるだけではなく、深く読めるようになり、本とのつき合い方そのものが変わります。
「一番の変化は読書時間が大幅に増えたこと」
「新しい読書の世界が見えてきました」
「読書の根本的なことが書かれている本」
今まで速読法を学んでうまく活用できなかった人は、「速読ってこういうことだったのか!」と速読を再発見する体験になるでしょう。速読のメカニズムを理解することによって、その弱点もわかり、より効果的に活用できるようになります。
「本書の大きな特徴は、”速読幻想をブチ壊す”」
「”速読中の頭の中”について言及されているものはこれしか知りません」
「”普通の人”の視点から速読習得のメカニズムが語られている」
そして、本書で紹介している速読法「高速大量回転法」は、単なる速読、読書にとどまらず、あなたの毎日の生活、これからの人生に大きな変化をもたらします。
「限られた時間の中で充実した生活を送りたい人の必読書」
「シンプルな原理で効果は一生ものです」
ぜひ、ご活用ください!
(読者からの詳しいご感想は本書巻末のほか、私のブログ「だれでもできる!速読勉強術」 http://ameblo.jp/kosoku-tairyokaiten-ho/ でもご紹介しています)
はじめに 本や講座で教えない速読の秘密
「今までの10倍速く読める!」
「1冊10分で読める!」
「一晩で5冊の本が読める!」
書店に並ぶ速読本のコーナーには、速さを競うタイトルが躍っています。こんなタイトルを見て、あなたはどう感じますか?
「そんなことができたらすごいなあ」と思う反面、「なんだかウサン臭いなあ」と感じるのではないでしょうか?
私は今から25年前に速読を知り、「もし本当だったら?」という淡い期待を持ち続けて、これまでさまざまな速読講座で学んできました。そして、今では「速読できる」といえるレベルになりました。
ある速読教室の測定では、分速1万字レベルを超えました。本書のような本では1ペ ージ500字ほどですから、10分で200ページ読める計算になります。1日に数十冊読もうと思えばできますし、実際に10冊以上読むことはよくあります。この25年間で1万冊、1日に1冊以上のペースで読んできました。
そんな私が今いえるのは、速読本の「10倍速く」「1冊10分」「一晩5冊」というのは 本当でもあり、ウソでもあるということです。
では、何がウソか。
確かに、速読講座で訓練して身につける速読技術はとても有効です。しかし「速読できる」ためには、もう一つ大事なポイントがあり、それがなければ速読できません。
ところが、それが速読本でも速読講座でも、ほとんど触れられていないのです。ここで、一つ簡単な実験をしてみましょう。
次のページの冒頭に、あることわざが書かれていますが、わざと語順がバラバラになっています。それを一瞬見るだけで、並び替えると何ということわざになるかわかるか、という実験です。 それでは、準備ができたらページをめくって、ほんの一瞬だけ見てください。
「に上も三の石年」
一瞬なので「に・うえ・も・さん・の・いし・ねん」と、一字一旬読む暇もありませんが、ただ見るだけで理解できたでしょう。
これは速読技術のーつ「音にしないで見る」の一例です。もし、あなたが、一瞬見ただけでことわざの意味が理解できたのであれば、短い言葉ですが、速読できたわけです。
「確かに、音にしないで見るだけで頭にちゃんと入るんだ」
「頭に入れば、脳はちゃんと処理して理解できるようになるんだ」
「見るだけで理解できるのであれば、どんな本でも速読できるかも?」
こんなふうに思われた人もいるかもしれません。しかし、それは残念ながら勘違いです。あなたが見ていたのは本に書かれた「に上も三の石年」という情報ではなく、あなたの頭の中にあった「石の上にも三年」という知識だからです。
では「見ただけではわからなかった」という場合はどうでしょう?
速読は自分には難しいと思われるかもしれませんが、そうではありません。それはただ単に、言葉を知らなかったり、なじみが薄かっただけだからです。
私たちが何かを読むときには、これまでに自分が蓄えてきた知識や情報、経験などの「ストック(蓄積)」を使って読んでいます。そして、読む速さにはこの「ストック」の量や質が大きくかかわってきます。
つまり、読もうとする本に関して、どれだけ知識の量が豊富か、関連する分野の情報を持っているか、そして、どれだけ本を読んできた経験があるかといった「ストック」が間われるのです。
たとえば、もしあなたが速読法を学んでいないにしても、よく知っている内容の文章や本であれば、速く読めるでしょう。そのことからも、あなたが蓄えてきた知識や情報、経験などの「ストック」の重要性がわかってもらえると思います。
ところが、肝心の「ストック」について、速読講座ではほとんど触れられていません。このことが、速読のウサン臭さの元であり、速読に挑戦した人の多くが挫折する原因にもなっています。
この「ストック」の重要性を無視するのではなく、それを最大限活用することで、本当に役に立ち、実践できる速読が見えてきます。
本書では、「ストック」に着目した速読法「高速大量回転法」を紹介します。これは、 お金や時間をかける特別な訓練なしで、 すぐにどんな文章や本にも使える有効な速読法です。読書を身近なものにし、読書の持つ醍醐味を手軽に味わわせてくれます。私自身、この方法で速読することによって、仕事もプライベートもとても豊かになりました。
そんな速読の素晴らしさを伝えたくて、私は本書を書きました。
あなたが次に当てはまる人であれば、ぜひ手に取ってもらえればうれしいです。
・これまで「ウサン臭い」と思って速読に手を出さなかった人
・速読本を読んでみたけれど、途中で投げ出してしまった人
・速読講座で学んだけれど、普段あまり活用できていない人
本書があなたと速読の距離を近づけ、豊かな人生の一助になることを願って。
読者特典として解説動画をプレゼント!(文庫版限定)
読者プレゼントに応募された方に、メールと動画による速読解説講座をご提供中です。書籍と合わせて解説動画を見ることで、より深くご理解いただける内容となっています。ぜひご活用ください。
無料メールマガジン 『記憶力が最強のビジネス・ライフスキルである』
記憶(ストック)の重要性に着目して、読書、勉強の効率・効果を一気に向上させるKTK(高速大量回転)法をはじめ、コミュニケーションやコーチング、さまざまなビジネススキルを記憶という観点で整理し、習得・活用をサポートします。
あなたの読書・勉強・仕事・人生にパラダイムシフトを起こすメールマガジンです。メールアドレスのご登録のみで、無料でご購読いただけます。