当研究所が提唱する記憶法とは?
世の中には「記憶術」「記憶法」を伝える教室や本がありますが、それはすべて古代ギリシアに始まる「イメージ」と「場所」を活用したものです。確かに「イメージ」と「場所」を活用した記憶法は強力ですが、実践で使うとなると記憶できる数が限られるなど「使えそうで使えない」面があります。
このため、当研究所が提唱する記憶法は、脳の記憶原理である「大雑把で曖昧」かつ「失敗をくり返すなかで形成される」を活用した王道ともいえる方法を基本においています。
ざっくりと大雑把に記憶しながら、それをくり返すなかでだんだと細かいところに入っていく方法です。
そしてこれは当研究所が提供する速読法、学習法の中核原理でもある「高速大量回転(KTK)法」と共通しています。
目次イメージ記憶法 と テキストまるごと記憶法
このKTK法を土台にして、「イメージ」と「場所」による記憶法を取り入れ、とりわけシビアな記憶が求められる試験勉強のために、目次イメージ記憶法・テキストまるごと記憶法を開発し提供しています。
目次イメージ記憶法
目次イメージ記憶法は買ってきたばかりのテキストの目次をその日に記憶してしまう方法であり、数百の目次項目を1週間程度で記憶できる方法です。
最初に目次を記憶することで、いつでもどこでも勉強するようになるとともに、その後の学習が一気に加速します。
テキストまるごと記憶法
テキストまるごと記憶法は、トップダウン的な理解に加え、自然と記憶に残りやすい「本の形」の記憶を活用して、脳内テキストを作ってしまう方法。
試験会場でまるで持ち込み不可の試験が持ち込む可の試験であるかのように、テキストを手許で開く感覚で、テキストの内容を思い出しながら試験を受けることができます。
ほかの記憶法とは何が違うのか?
ほかの記憶法と違う点は大きくわけて2点あります。
一つは記憶だけに注目せず、理解と記憶との関係、および相乗効果に注目することで、学習スピード、記憶スピードを向上させていること。
もう一つは、実際の試験勉強で実践検証してきた、本当に実践で使える記憶法を提供していることです。
記憶だけでなく理解と記憶の相乗効果に注目
ほとんどの記憶術・記憶法を伝える教室・セミナーはすでに理解していることを記憶することに焦点を置いています。
つまり、理解するまでには記憶術・記憶法が出る幕はないと考えているのです。
これに対して当研究所は理解を含めた学習全般において、「記憶」が果たしている役割に注目し、記憶を使って理解を加速させ、理解を使って記憶を加速させるという「記憶と理解の相乗効果」を活用します。
これによって、学習スピード、効率を一気に何倍にも向上させることが可能になりました。もちろん、記憶するスピードも他の記憶法に比べてより速いものになっています。
実際の試験勉強で検証された「本当に使える記憶法」
すべての記憶法・記憶術は「イメージ」と「場所」を活用した方法であることに変わりありませんが、その強みが発揮されるのは人がなかなか記憶できない「無意味な情報」です。
たとえば、円周率やトランプのカードの並びなどがその典型です。なかなか覚えられないからこそ、それが覚えられると人を驚かせ、「この記憶法は凄い!」と人集めできるのです。
ただし、試験勉強などで記憶する必要があるのは、円周率やトランプのカードといった無意味な情報ではなく、意味のある情報であり、知識です。また、情報量も膨大です。円周率10万ケタというと驚きますが、情報量でいうと、難関試験で記憶する必要がある情報ははるかに多いのです。
このため、いわゆる記憶法・記憶術をそのまま試験勉強に使うと、かえって非効率であり、実際に記憶法を活用して成功した例はほとんど聞きません。
当研究所では、実際の試験勉強で記憶法を使いながら、どうすればもっとも有効に使えるのかを検証してきました。
その中で高速大量回転(KTK)法が有効であることを検証しつつ、「場所」と「イメージ」の力を活用するために生まれたのが、「目次イメージ記憶法」であり、「テキストまるごと記憶法」です。
これらの方法では、試験勉強を楽しくさせながら、余分な努力をかけずに、効果的に勉強内容を記憶することができます。
当研究所の記憶法を身に付けるとどんなことができるのか? 何に役立つのか?
今すぐ覚えたい情報・知識をすぐに覚えることができるようになるので、試験勉強はもちろん、仕事でも大きな武器になります。
また、単に記憶するだけでなく、すでに持っている記憶を使って、本を読んだり、理解を深めたりする方法が身につくので、本を読むことや資料を読むことが楽になります。