『どんな人でも1番結果が出る勉強法』

私にとって初めての勉強本・『速読勉強術』(すばる舎)を出版したのは、今から17年前の2007年1月。

今でも私の勉強法・読書法の軸である「高速大量回転(KTK)法」を商業出版として初めて世に問うた本です。この本は大きな反響を呼び、5万部を突破、今も読み継がれ、文庫本を含めれば10万部を超えているでしょう。

当時、この「高速大量回転法」は勉強、特に試験勉強では究極の勉強法だと確信し、『速読勉強術』で伝えるべきことは伝え終わったとさえ思っていました。

ただ、現実には、「何回、何十回回転してもわかるようにならない」「どれぐらい高速で読んだらいいのか?」「大量回転とは何回転のことなのか?」といった感想や質問が相次ぎ、それに応える形で、セミナーを行ったり、自ら試験勉強をする様子をブログで実況中継したり、ブログではすべての質問にお答えしたりしてきました。(ブログ「だれでもできる!速読勉強術」

その中で「確かにこれを伝えられていなかった…」「試験勉強ではこれが大事だと…」と気づくことも多く、さらに10冊近い勉強本を出してきました。

今回の本も、50代で公認会計士試験に受験し、合格した経験の中で、改めて気づいたことも加え、アップデートした内容です。

ぜひご活用ください!

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著者: 宇都出雅巳
出版社: TAC出版
発売日: 2024/2/9

目次

はじめに

本書のトリセツ

序章 「結果が出る」3つのポイント

・あなたのめざす結果はいつも出ている
・ ①めざす結果=ゴールを明確に
・ ②今のあなた=現在地を明確に!
・ ③結果に直結=報われる勉強を!

第1章 ゴールを明確にする法則

・導入解説 「結果」を明確にする
・ ①「この試験に合格できなかったら?」を想像する
・ ②「この試験に合格できたらどうなるか?」を想像する
・ ③「〇〇年〇月 〇〇試験合格」と、今すぐ、紙に書く
・ ④ 試験のことをトコトン知る―何はともあれ「過去問」
・ ⑤ 過去問は解かないで、とりあえず、ざっくり読む
・ ⑥ 分厚い問題集・テキストはさっさとバラす
・ ⑦ 勉強時間ではなく、過去問を「つぶす」ことが目標
・ ⑧ めざす結果は「あたりまえ化」
・ ⑨ 「計画」を立てるより、「過去問」を繰り返し読む
・ ⓾ 試験当日に、範囲が塗りつぶされた状態をめざす
・まとめ 目標が明確になれば勉強は加速する

第2章 今の自分を明確に見つめる法則

・導入解説 二つの「ズレ」に気づく
・ ① 今、読んだ・聞いた内容を、すぐに口に出してみる
・ ②「わかっているか」は、さっさと口に出してテストする
・ ③ わからないところを見つける
・ ④「全然わからない……」は禁句にする
・ ⑤「試験勉強」だから、とにかく「試験」をしまくる
・ ⑥「思い出す」ができたら、次に「語る」
・ ⑦ キーワードは〇で囲み、線でつなぎ、図解化する
・ ⑧ 今、覚えていなくても落ち込まない
・ ⑨ スランプは成長の証、喜びつつ乗り切る
・まとめ つらくても現実から逃げない

第3章 報われる勉強を続ける法則

・導入解説 報われる勉強・報われない勉強
・ ① 頭のなかにあることは外に出して、脳をラクにする
・ ② スマホはカバンの奥深くにしまう
・ ③ やる気がないときこそ、少しでもやる
・ ④ 1日の初めは必ず復習から始める
・ ⑤ まったく勉強しないより、少しでも勉強する
・ ⑥ とにかく基本問題を落とさない
・ ⑦ 勉強のハードルは下げて下げて下げまくる
・まとめ 結果にこだわると脳がラクになる

第4章 速く読み・理解し・記憶する法則

・導入解説 速読術・記憶術の本当の使い方
・ ① いちいち音にしなければ速く読める
・ ② 文字をかたまりで捉えれば速く読める
・ ③ 「今すぐわかろう」としなければ速く読める
・ ④ 試験勉強で、記憶術は「目次」に活用せよ
・ ⑤ 頭の「外」に記憶する―街を本にしてしまう
・ ⑥ 記憶はつながり。とにかくつなげまくる
・ ⑦ 勝手に繰り返しが増える仕組みを作る
・ ⑧ 丸暗記せずに理解=スラスラ語れるようにする
・ ⑨ 速読術も記憶術も「ストック」がカギ

第5章 「勉強しない自分」を変える法則

・導入解説 人は変わらないように努力している
・ ① 一つずつ、合格(ウカ)る口グセいを増やしていく①ー「ほんの少しでも」
・ ② 一つずつ、合格(ウカ)る口グセいを増やしていく②ー「とりあえずやってみる」
・ ③ やる気がなくても、キッチンタイマーを3分セットして始める
・ ④ 「合格する自分」にさっさとなる
・ ⑤ 「コツコツ継続」が最後に結果を出す
・ ⑥ 困ったら紙に書き出せ、外に出せ

第6章  時間をムダをなくす法則

・導入解説 「速く」より「早く」行う
・ ① 「やる気がしない……」と、やる気を待っているのが時間のムダ
・ ② 「次は何を勉強しよう……」と考えているのが時間のムダ
・ ③ 「うーん」と考えているのが時間のムダ
・ ④ 「10分しかない……」とあきらめているのが時間のムダ
・ ⑤ 「手元に何もない……」とあきらめているのが時間のムダ
・ ⑥ いちいち「美しい」ノートを作っているのが時間のムダ

第7章  試験別「あたりまえ化」の法則

・1 試験について知る
① 択一式・計算科目・論文式の違い

・ 2 択一式試験の「あたりまえ化」の法則
① 基本は過去問の「あたりまえ化」
② 「あたりまえ化」は選択肢の一つ一つずつ
③ 過去問の「消し方」~「あたりまえ化」は「消す」「留める」で加速
④ 過去問題集は「項目別」問題集から始める!
⑤ 過去問題集は必ず見開きタイプを選ぶ!
⑥ 択一式試験当日の取り組み方

・ 3 計算科目の「あたりまえ化」の法則
① 過去問よりテキストの例題
② 解答プロセスを「あたりまえ化」する
③ できる人の「下書き」を見る
④ 計算科目の勉強では、講義を視聴し、言葉イメージを補う①
⑤ 計算科目の勉強では、講義を視聴し、言葉イメージを補う②
⑥ 計算せず、電卓を叩かず、思い出し語りまくる
⑦ 試験当日の計算科目の取り組み方

・4 論文式試験の「あたりまえ化」の法則
① 論文式試験で書く勉強をしないほうがいい理由
② 問題集・答練・模試を「あたりまえ化」する
③ 問題集を「あたりまえ化」する8つのステップ
④ Step1 問題のタイトルをつける
⑤ Step2 問題のタイトルだけをただ眺める
⑥ Step3 タイトルをプロッキーで大きく書く
⑦ Step4 解答に2本の線を引いて3つに分ける
⑧ Step5 解答に3つの見出しをつける
⑨ Step6 見出しを思い出し、スラスラ語る
⑩ Step7 見出しから3つのキーワードを語る
⑪ Step8 いつでも・どこでも・少しでも語る
⑩ 会場配布の「法令基準集」を事前に学んでおく
⑪ 論文式試験当日の取り組み方

・5 デジタルツールの活用について
① 紙の本は使いやすい!

・あとがき

はじめにーー「学校の勉強」から卒業しよう!

あなたも必ず結果が出る
「本当にどんな人でも結果が出るの?」
そんな疑いを持ちながら、あなたはこの本を手に取られたかもしれません。
「はい、どんな人でも結果は出ます!」
そのことは『序章:「結果が出る3つのポイント』を読んでもらえば納得していただけるでしょう。

(後略)

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