『応用インプロの挑戦―医療・教育・ビジネスを変える即興の力』(共訳)発売です!
「インプロ」とは「筋書きのないドラマ」。その瞬間、その場で作っていくドラマです。
このドラマを演じるためには、「今・ここ」に自分がいて、「今・ここ」で起きていることを見て・聞いて・感じて、「今・ここ」で起きていることと一緒に創っていくことが求められます。
ただ、これが簡単ではありません。人はすぐに過去・未来、ほかの場所、期待・不安などに意識が飛んでしまって、「今・ここ」から離れてしまいます。
「インプロ」では、「今・ここ」にいて、ちゃんと見て、聞いて、感じて、今・ここで起きていることから創っていくためのさまざまなワーク、コンセプトが生み出され、トレーニングが行われてきました。
それは、演劇だけでなく、まさに「筋書きのないドラマ」である私たちの日常をより良いものにするためにも役立ちます。
本書は医療・教育・ビジネスなどさまざまな分野でインプロのワーク、コンセプトと実践活用した事例が紹介されています。
私は本書の第6章と第8章の翻訳をしました。第6章はエグゼクティブ・コーチング、第8章は交渉学(ネゴシエーション)の教育にインプロを応用したケースを紹介解説しています。
こちらは監訳者の絹川友梨さんのインタビューに答える形で、2つの章の内容を簡単に解説した動画です。
第6章
第8章
以下が目次となっています。
1章:インプロヴィゼーションでレジリエンス文化を創造した看護師たち
2章:コネクト・インプロ・カリキュラム――自閉症スペクトラムの若者と教育者の支援
3章:自発的な村を作る――遊びから生まれる共同体
4章:非常事態に対する実践――勇者の即興サイクル
5章:ティファニー社のイエス・アンド実践
6章:アクション!――即興演劇を通したエグゼクティブの変容
7章:金魚と金魚鉢――協働的知性を解き放つ冒険
8章:ノーからイエス・アンドへ――対立解決のための応用インプロ
9章:応用インプロを使ってキャンパスの「多様性」を非植民地化する試み
10章:科学を理解する――科学と健康における応用インプロ
11章:創発という概念について――キース・ソーヤー、ニール・マラーキーとの対話エクササイズ集
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