英語は「速く何度も」繰り返せ!- 高速大量回転法&心理コントロール

eigo-nanndomo“高速大量回転法”は、「速く読むから理解できる」「1回目よりも2回目のほうが速く読める」という二大原則を活用した“速読”から生まれた超効率学習法です。

さらに、高速大量回転法の効果を高めるため、コーチング・心理手法を活用した「目標設定」「動機付け」「徹底した継続」「セルフイメージの変身」のためのテクニックを多数紹介しています。

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著者: 宇都出雅巳
単行本(ソフトカバー): 240ページ
出版社: 日本実業出版社
発売日: 2009/2/26


目次

はじめに – 英語ができなくても、英語は使える!

1章 まずはあなたの目指す「英語」を明確にしよう!

・「英語がペラペラってどういう状態!?
・まずは、思い浮かぶままに話してみよう!
・50枚のマンダラートであなたの脳をもみほぐそう!
・身体・五感を使って、あなたの「英語」を探ろう!
・あなたの目指す英語とは?

2章 「高速大量回転法」で英語を今すぐ使おう

・「範囲の絞り込み」と「繰り返し」で英語をすぐに使おう
・最初に英語の範囲を絞り込む
・続けて英語を何度も繰り返す
・「繰り返す」力を最大限に発揮させる高速大量回転法
・高速大量回転法とは – 試験勉強法として数々の実践を経て完成
・高速大量回転法の二大原則
・高速大量回転法と英語勉強法
・勉強法を越えて – 「すぐ使う」ための高速大量回転法
・高速大量回転法の4つのポイント

プラスα: 「アンカリング」でモチベーションを持続

3章 <ケースでわかる>高速大量回転法で英語を実践する方法

▼旅行で会話をしたい、さあどうする?

《英語で自分について話すステップ1》日本語で話してみる・書いてみる
《英語で自分について話すステップ2》英語で書いてみる
《英語で自分について話すステップ3》毎日繰り返し話し続ける
《英語で自分について話すステップ4》身体 ・感情を使って「一人芝居」で話そう
《英語で自分について話すステップ5》話すだけでなく質問しよう
《英語で自分について話すステップ6》英語力の違いを認めて調整しよう

▼映画やテレビを字幕なしで観たい・聴きたい、さあどうする?

《字幕なしで映画を観・聴きするステップ1》進捗を実感してどんどん進む
《字幕なしで映画を観・聴きするステップ2》スクリプト、日本語を活用して」高速大量回転する
《字幕なしで映画を観・聴きするステップ3》わかるところに注目して集中する

プラスα:「工クセレントサークル」でもっと前向きになる!

▼英字新聞や英語の本(洋書)を読みたい、さあどうする?

《英字新聞や原書を読むポイント1》 書き込める、I 読みたいものを目の前に用意
《英字新聞や原書を読むポイント2》 とにかく眺める経験を増やす
《英字新聞や原書を読むポイント3》 難しいものよりもやさしいものを読もう
《英字新聞や原書を読むポイント4》 先に日本語訳を読んでしまおう
・洋書を今すぐ読むためのコツ
・英字新聞や雑誌を今すぐ読むためのコツ

▼英語でメールや日記を書きたい、さあどうする?

《英語でメールや日記を書くステップ1》単語・短文を書き続けて「潜在意識」 を働かせる
《英語でメールや日記を書くステップ2》好きな英文を真似て高速大量回転する
・英語を今すぐ「勉強」したい人へ

プラスα: 「あなたを邪魔する心の声」・サボタージュをやっつけよう!

4章 目指す「目標」を設定し、英語を使い続けよう!

・「目標」があなたをさらに前に進める
・「スケーリング」(10点法)で”現状”から探っていこう
・「タイムライン」で目標達成を体験する
・目標に向かう”やる気”をさらに高める方法

5章 セルフイメージ法で「英語を使う自分」に今すぐチェンジ!

・セルフイメージがあなたの行動を変える!
・「doing」と「being」に注目しよう!
・ニューロロジカルレベルとは何か?
・《実践編》「ニューロロジカルレベル」 を歩いてみよう!

あとがき

はじめに – 英語ができなくても、英語は使える!

●「英語ができるようになったら」と思っていませんか?

「〇〇さんみたいに英語ができるようになったらいいなあ」
「自分はまったく英語ができないし・・・」

あなたはこんなふうに、「英語ができる」「英語ができない」という言葉をよく使っていませんか?

「英語ができるようになったら、英語を使おう」と思って、テレビやラジオの講座を視聴してみたり、英語の勉強本や英語教材を買って勉強したりしているかもしれませんね。

最初にお伝えしておきますが、この本は「英語ができる」ようになることを目指す本ではありません。

英語ができる・ できないという次元を離れて、英語を「使う」ようになるための本です。

「でも、今の自分では英語を使うなんてムリです。まずは英語がもっとできるようにならないと・・・」と思う人もいるでしょう。

では、どこまで英語ができるようになったら、「自分は英語ができる」と思えるのでしょうか?もしかしてネイティブと同じようなレベルを考えていませんか?

ハッキリいって、日本人であれば、一生かかっても「英語ができる」ようにはなりません。 生まれたときから何十年と朝から晩まで英語を「勉強」しているネイティブと同じようになるわけがないからです。

あなたから見て「あの人は英語ができるなあ」と思う日本人でも、ほとんどの人は「いえいえ、私は英語が苦手ですよ」とか「英語はあまりできません」と答えるのが現実です。私の実感ではそれは謙遜ではありません。

私のビジネススクール時代の友人で、ニューヨークの米国企業で10年近く働いている日本人がいます。彼女は本心から「英語はまだまだ苦手」といいます。先日、カナダで行なわれた国際会議で英語でワークショップをして好評を博した別の友人も、「ワークショップの内容は話せるけれど、それ以外の英語は全然ダメだよ」といいます。

あなたが「英語ができるようになったら、英語を使おう」と思っているかぎり、残念ながら、いつまでたっても英語はできるようになりません。英語を使うこともありません。

私の友人たちも英語ができる・できないにとらわれていたら、ニューヨークで働いたり、 国際会議でワークショップを行なうことはなかったでしょう。

今あなたに必要なのは、できる・できないの話はやめて、とにかく英語を「使う」ことです。そうすれば、結果として英語が「できる」ようになります。実際、英語が「できる」 人は、みな「使う」ことから始めています。

「使う」なかでだんだんと「できる」ようになり、「使う」からこそ、何をどのように勉強したらいいかが明確になり、勉強意欲も高まるのです。さらには、「できる」ようになり、「使う」ようになってくるのです。

「使う」のに一番手っ取り早いのは、英語圏の日本人のいないところで生活したり、英語だけで仕事を行なう会社で働くことでしょう。 実際にはあなたは日本にいて日本語を中心にした生活をしています。

さて、どうすれば英語を「使う」ようになるのでしょう?

●「高速大量回転法と心理ツール」で英語をすぐ使う!

「あなたは英語をどのように使いたいですか?英語を使ってしたいことはなんでしょう?」

こう聞かれて、「いきなりいわれても・・・」
「英語ができるようになったら考えます」と戸惑っている人もいるでしょう。

そうなのです。多くの人が英語を何に使いたいかがあいまいなままで、英語ができるようになりたいと勉強を続けています。これでは使いたくても使いようがありません。

私たちは、ふだん日本語の環境にいるだけに、いざ英語をマスターしようと勉強を始めてもいざ英語をマスターしようと勉強を始めても自分が英語を何に使いたいかがハッキリしていなければ、どんどん英語から遠ざかってしまいます。

そこで、本書ではまず、あなたが何に英語を使いたいかを明確にしていきます。

質問やマンダラートといったシート、さらにはあなたの身体も活用して、あなたが英語をどのように使いたいかを明確にしていきます。思いがけない自分の本音が出てきて、どのように英語を使いたいかがわかるでしょう。

そして、使いたいことが明確になったら、すぐに英語を使ってもらえばいいのですが、ここでも多くの人が止まってしまいます。

「使えといわれても・・・使えないから勉強しているのに」というわけです。しかし、「使う」 のは実は簡単です。

あなたが使いやすいように「範囲を絞り込む」。そしてその範囲をどんどん「繰り返す」。これだけです。

私が生み出した「高速大量回転法」という勉強法を応用すれば、より効果的に範囲を絞り込み、繰り返すことができます。これによって、あなたは英語を今すぐに使い始め、しかもできるようになっていきます。

そして本書の後半部分では、あなたが実際に英語を使い続けられるように、次のようなメンタル面でサポートするしくみもお教えします。

その一つは目標の設定です。

目標を設定することの重要性はよく語られますが、具体的にどうやつて設定するかというと案外、難しいものです。本書では、「スケーリング」(10点法)と「タイムライン」という2つの方法を紹介します。これを使えばだれでも楽しく目標を設定できるでしょう。明確な目標を持つことは、英語を続けるモチベーションを維持させることができます。

もう一つは英語に抵抗のある自分を変えてしまう方法です。

「ニューロロジカルレベル」というセラピーテクニックを使って、あなたのセルフイメージ(自己像)を「英語を使う自分」に変えていきます。

日本語の環境に住む私たちには、「英語を使わない自分」というセルフイメージが染み込んでいます。また、学校で英語を勉強した経験から、「英語を勉強する自分」が普通になってしまっています。

「英語を使わない自分」「英語を勉強する自分」から「英語を使う自分」へ、とセルフイメージを変えることで、英語を使うという行動がもっと楽で自然なものになっていきます。

●脳を英語の経験で一杯にして「メンタル力」をつける

英語についての本でありながら、本書にはほとんど英語が出てきません。しかし、本書を読み、この中のワークを行なうことであなたの脳は「英語づけ」になるでしょう。もちろん、 英単語や英文法などの知識ではありません。あなたは英語との新たな体験で脳と心が一杯になるのです。

「英語を使って何をしたいのか?」を問いかけられることから始まり、これまで経験したことがないほど、英語について考え、感じることになります

それが、あなたの英語に対する見方、気持ち、信念、さらにはあなたのセルフイメージを変えていきます。そして、「高速大量回転法」によって実際に英語を使うという体験が加わります。

英語力というと、ほとんどの人は単語力、文法力といった目に見えやすい知識レベルの能力を思い浮かべるでしょう。しかし、目に見えないけれども、忘れてならないのが英語に対する見方、気持ち、信念、セルフイメージといった「メンタル力」なのです。そこが身につけば、あなたは自然と英語をどんどんと使うようになります。使うようになれば、単語、文法をはじめとする知識レベルの能力はあとからついてきます。

これまで私たちは、知識レベルから入ってそれを鍛えることで英語をできるようになろうとしてきました。それも大事ですが、それだけを続けていてもうまくいきません。メンタル力を鍛えるというアプローチをすることも必要なのです。

●勉強法から実践法へ

本書は私が2007年1月に出版した『速読勉強術』(すばる舎)で紹介した勉強法・高速大量回転法の英語への応用版として企画され、当初は英語の勉強法の度合いが強いものでした。しかし本書を書き進めるなかで、高速大量回転法を英語勉強法としてよりも、英語実践法として役立ててもらいたいという気持ちが強くなりました。

英語はあくまであなたにとっての手段であり、あなたが英語を使ってしたいことを実現するのが何よりも大事と考えたからです。

そして、私の専門分野であるコーチングやNLP (神経言語プログラミング)を活用したメンタルワークも加えました。

これによって、高速大量回転法による行動面だけでなく、心理面からもあなたが英語を使えるようにサポートします

あとはあなたが実践するだけです。本書をさらっと読んで「そういうことね」と頭でわかっただけでは、何も変わりません。小さな一歩でいいですから、一つでも二つでも行動することです

それを実現するため、本書をあなたのコーチだと思って、英語を使うあなたの伴走者としてそばに置いて、毎日のように眺めてください。だんだんと英語を使い始めている自分に 気がつくでしょう。

私もホームページ(https://www.utsude.com)を使って、本書内容の動画解説も行ない、これからもあなたをサポートしていきます。

さあ、英語に振り回されるのはもうやめにして、英語をどんどん使っていきましょう!

あとがき

今、世の中は「勉強ブーム」です。私も2007年1月に『速読勉強術』という勉強法の本を出しましたが、多くの勉強法に関する本が出版されています。先行きが不透明な時代に、 自分の能力を高め、この厳しい世の中をサバイバルしなければという危機感の現われなのでしょう。

確かに「勉強」は大切です。能力を高めておくことは役に立つこともあるでしょう。しかし、そこには大きなワナが待ち構えています。「勉強」ということをいい訳にして、自分が本当にやりたいことから目を背けたり、やりたいことを先延ばしにするというワナです。 「英語の勉強」もまさにそのーつです。

いかにもプラスに思えることが、実際には「英語を使う」妨げになりかねません。私自身もそうでした。そのためにずいぶん遠回りをしてきました。本書をきっかけに、英語を使ってやりたいことにまっすぐ進んでいける人が増えれば、とてもうれしいです。

本書の執筆にあたっては、実際に英語を使うチャレンジをしている多くの方に話をうかがい、参考にさせてもらいました。津田好見さん、島崎湖さん、島村剛さん、八田茂美さん、 渡逢有貴さん、ありがとうございました。「行動するための英語」を提唱するソフィー・ジ・ アカデミーの三浦哲さんには内容や伝え方の具体的アドバイスをいただきました。ありがとうございました。また、最初から最後までサポートしてくださった編集の中尾淳さん、ありがとうございました。

最後にこの本を読んでいただいたあなたへ。ありがとうございました。ぜひ、英語という便利なツールを自分自身のために役立ててください。

ただし、「英語を使う」こともーつの手段に過ぎません。
必ずしも「英語を使う」必要もないのです。あなたがやりたいことをDo it now!
今すぐやり始めましょう!

あなたはこの人生で何を実現したいのでしょう?
何をしたいのでしょう?
あなたがあなたのすばらしい人生を送ることを心より祈っています。

2009年2月

宇都出雅巳

心理コントロール法の解説ビデオ

本書『英語は「速く何度も」繰り返せ!』で紹介している4つの心理コントロール法を解説した動画です。

すべての心理コントロール法の基本となるVAK(五感法)

第1章に紹介されてくるVAK(五感法)の動画解説。本書で紹介しているすべての心­理コントロール法の基本となる方法です。

モチベーションを高めるアンカリング

第2章に紹介しているアンカリングの動画解説。アンカリングはNLP(神経言語プロ­グラミング)の基本ワークとなるワークです。

前向きなポジティブな状態を一瞬にして思­い出し、その状態に入れるこの方法は、英語を使うことはもちろん、仕事や人生のさまざ­まな場面で活用できます。ぜひ、身につけてみてください。

目標を身体に刻み込むタイムライン

第4章に紹介しているタイムラインの動画解説。タイムラインは「過去」「現在」「未­来」というシンプルなフレームワークであり、さまざまなワークに活用できます。

ここで­は目標を明確に設定し、身体に刻み込む方法として活用しています。「したい」という希­望レベルから「する」という確信レベルに目標を変える力強い目標設定法です。目標を紙­に書くだけではなく、タイムラインを歩いて身体に刻み込んでしまいましょう!

セルフイメージを変えるニューロロジカルレベル

第5章で、セルフイメージを変える方法として紹介しているニューロロジカルレベルの­動画解説。ニューロロジカルレベルはNLPユニバーシティのロバート・ディルツ氏が開­発したモデルで、人間のすべての意識を扱えるすぐれもののモデルです。

セルフイメージ­の重要性は最近よく言われていますが、いきなり変えようとしても抽象的なこともありな­かなかできないものです。このニューロロジカルレベルを用いることで、とても楽に、し­かも力強くセルフイメージを変えることができます。