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「コーチングの本質・あなたは考えてはいけません!」(読者数 3202人)
第90号:「考えない」で「ただ質問する」(2):自分との対話モード
発行:あなたのコーチ・マサ
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前号は新年早々でありながら、かなり投げやりな物言いでした。
それに対して、暖かい励ましのメールをたくさんいただきました。
ありがとうございます。こうやってメールをいただくと、がぜん書く気
が起きてきますから不思議なものです。
以前、「考えない」で「見る」で「見ることの力」を紹介しました。
→ http://www.utsude.com/mailmag_2/mm_2/mm2_055.htm
テレビドラマの1シーンを例にして書きましたが、今回は自分自身の体験
として、感じました。ありがとうございました。
なお、この「見ることの力」については、オールアバウトの記事として、
「見ること・見られることの力」というタイトルで再編集してアップして
あります。こちらも読んでみてください↓。
http://allabout.co.jp/career/management/closeup/CU20040908A/index.htm
オールアバウトには、1月も4本の記事をアップしました。私が書いている
ので、メルマガの内容とほとんど重なりますが、写真や見出しも入って、
メルマガよりも読みやすいと思います。まだの方はチェックお願いします。
→ http://allabout.co.jp/career/management/library/mlibrary.htm
さらに、「メルマガのバックナンバーが読みづらい」という声にお答えして、
バックナンバーの整理にぼちぼちとりかかっています。とりあえず、創刊号
から7号あたりまでを整理・分割してブログに入れ始めています。
まだ読みづらいですが、チェックしてみてください。
→ http://blog.livedoor.jp/masa_utsude/
それでは今週号の内容です。
1)「考えない」で「ただ質問する」(2):自分との対話状態を作る
2)今週の本:『ハコミ・メソッド』(ロン・クルツ著 春秋社)
http://utsude.jugem.cc/?eid=35
3)コーチングのクライアント募集を行います
■□「考えない」で「ただ質問する」(2):自分との対話状態を作る■□
1)「コーチは消えるのが理想」か?
この、「考えない」で「ただ質問する」シリーズは、第32号の1回限り
で終わっていたものです。
(第32号は→ http://www.utsude.com/mailmag_2/mm_2/mm2_032.htm)
そのときのタイトルは、
●「コーチは消えるのが理想」●
一般的なコーチングのイメージからすると、「えっ」と驚く内容だった
と思います。そのほかのキーワードとしては、
●クライアントの独り言状態●
●コーチングは対話ではない●
コーチングをキャッチボールととらえたり、一般の対話の延長、コミュ
ニケーションの延長ととらえることの危険を指摘していました。
これについて、今も大きく変わりませんが、ただ少し変わってきました。
特に、
●「コーチは消えるのが理想」●
という言葉に関しては、撤回したほうがいいと思っています。
クライアントが独り言状態になることはとても大事ですが、クライアント
からみた場合、「コーチが消えている」わけではないからです。当たり前
ですが、しっかり居るわけです。
「コーチは消えるのが理想」ということで、コーチが自分の存在を中立的
なものにしようとしたり、遠ざかることは、クライアントの独り言状態
を作り出すことにいいとはいえません。
大事なのは、「コーチが消える」ことではなく、「クライアントが深い独り
言状態になる」なんです。
2)私自身の失敗体験:「あなたがそこにいない」
上のようなことに気付いたのは、私自身のコーチングでの失敗体験からで
す。
その一部は、メルマガ第85号で書きました。
→ http://www.utsude.com/mailmag_2/mm_2/mm2_085.htm
CTIジャパンの資格コースのスーパービジョンで、スーパーバイザーの言葉
でしたが、
●「あなたがそこにいない」●
と指摘されたのです。
(資格コース?→ http://www.thecoaches.co.jp/programs/licence/index.html
その頃、クライアントからも、それに近いフィードバックを受けていました。
●「遠くにいるような気がします」●
それから、いろいろと悩みました。「クライアントの独り言状態を作る」と
いう前提が間違っているのかもしれないと思いました。いろいろと、試行錯
誤を続けてきましたが、ここ2ヶ月ほどでようやく、一つの自分なりの答え
が出てきたと思っています。
詳しくはまたの機会に紹介するとして、一つ明確になったのは、「クライア
ントの独り言状態」という前提が間違っているわけではないということでし
た。
それはコーチングの実践体験を通じてであり、第88号で紹介した「フォーカシ
ング」を通してでした。→ http://www.utsude.com/mailmag_2/mm_2/mm2_088.htm
3)自分との対話モードを創り出す
先週末の日曜日に、明治大学文学部助教授の諸富祥彦先生を招いて、コーチの
ためのフォカーシングワークショップを行いました。
第88号でも紹介したように、フォーカシングはうまくいったカウンセリング
とうまくいかなかったカウンセリングを比較するなかで、生まれたものです。
うまくいったカウンセリングにおいては、クライアントが2回め、3回めのセッ
ションにおいて、カウンセラーのほうを向かない時間が多くなり、沈黙して、
自分との対話モードに入っていたのでした。
その「自分との対話モード」の中でいろいろな気付きが起きていったのです。
ワークショップでは、諸富先生はクライアントのタイプを次の4つに分けて説明
していました。
1)ストーリーテラー型:とにかくいろいろな話をカウンセラーにしていくタイプ
2)激情型:セッションの間中、泣いたり、怒ったり、とにかく感情を吐き出すタイプ
3)分析型:自分の置かれた状況を他人事のように理論的に説明・分析するタイプ
4)内省型:自分との対話モードに入るタイプ。フォーカシング型といえる
4)のタイプであれば、カウンセリングの結果が出やすいわけです。これはコー
チングでも同じことです。そして、1)から3)のタイプの人を内省型の人のよ
うに入ってもらう技術。それがフォーカシングなのです。
4)質問は自己との対話を促進するのか? 邪魔をするのか?
フォーカシングの本を読んだり、今回のワークショップに参加する中で、「クラ
イアントの独り言状態」、つまり、「自分との対話モード」がやはり重要である
ことがよくわかりました。さらに、コーチングにおける「中断」の意味や、コア
クティブ・コーチングにおける「3つの指針」の意味がかなり腑におちました。
(「3つの指針」については、
→ http://www.thecoaches.co.jp/programs/application/index.html もし
くは、『コーチング・バイブル』→ http://utsude.jugem.cc/?eid=3 を参照)
そして、今回、フォーカシングのワークショップを受けて、改めて考えさせられ
たのが
●質問●
諸富先生曰く、「ロジャース系のカウンセリングでは、質問は禁じられている」
(ロジャースは現在のカウンセリングのカタチを創った人で、フォーカシング
もその流れを汲んでいます。
→ http://ww9.tiki.ne.jp/~s-nakamura/nakamurayan/sinrigaku/crrogers.htm
→ http://homepage3.nifty.com/gisuke/Counseling/coraidan.html など)
そのほか、
「質問はカウンセラーにとってもクライアントにとっても楽」
「内省しているときに、カウンセラーの質問が邪魔になる」
といった言葉を挙げられました。
コーチングでは質問はとても大事ですよね。「質問って何だろう?」といろいろ
考えさせられました。
この続きは次号以降で。
ご感想、ご意見、ご質問などは、masa@utsude.com
までお寄せください。
■□■□今週の本:『ハコミ・メソッド』(ロン・クルツ著 春秋社)■□■□
http://utsude.jugem.cc/?eid=35
フォーカシングに続いて、最近、学び始めているのが「ハコミ・セラピー」
別のメルマガ・「週刊 宇都出マガジン」 で一度取り上げましたが、とても、
深いセラピーでありながら、とても体系化されていて、コンパクトにまとまって
います。 → http://www.utsude.com/mailmag_1/mm_1/mm1_094.htm
これまで、このメルマガで触れようと思って、取り上げてこなかったコーチと
クライアントの「関係」についてのヒントも得ることができました。それにつ
いては、近いうちに取り上げたいと思います。
今週、紹介した本は、「ハコミ・セラピー」に関する最新刊。これまでにも
いくつかの本が出ていましたが、もっとも読みやすく、しかもまとまってい
ます。入門書としては最適な本です。
こちらのブログに紹介を書いたので読んでみてください
→ http://utsude.jugem.cc/?eid=35
なお、同じ内容をアマゾン、bk1にもレビューとして投稿しました。
bk1では今週(2月4日まで)の「おススメ書評」の一つとして選ばれました。
http://www.bk1.co.jp/ から「書評ポータル」をチェックください。
そのほかのハコミ関連書籍はこちらです。ただし、まずは『ハコミ・メソッド』
を読まれることをお勧めします。
『ハコミセラピー―タオイズムと心理療法』→ http://utsude.jugem.cc/?eid=28
『ハコミセラピー』→ http://utsude.jugem.cc/?eid=29
今週末の日曜日に、ハコミセラピーの体験ワークショップ↓に参加する予定です。
またご報告しますね。 (このサイト→ http://www.hakomi.net/)
ご感想、ご意見などは、masa@utsude.com
まで
■□■□■□コーチングのクライアント募集を行います■□■□■□
パーソナルコーチングのクライアントを5名ほど新規に募集します。
30分ほどの無料電話サンプルセッションを行って、正式のコーチング契約を結びます。
私のコーチングを受けてみたい方は、お名前・住所・電話番号・メールアドレス・コ
ーチングを受けたい動機をお書きのうえ、masa@utsude.com
までメールください。
今回の応募は2月10日(木)で締め切らせてもらいます。なお、申し込んでいただいた
方全員にサンプルセッションを受けてもらえない場合がありますので、あらかじめ
ご了承ください。
ご連絡いただいた方には、2月10日以降、こちらから連絡させていただきます。
■■■■■■■■■■■■■最後に■■■■■■■■■■■■■■■■
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今年も2月に入りましたね。
私事で恐縮なんですが、昨日、叔父が亡くなりました。
60歳の定年を目前に控えての死でした。
先日、勉強会を開いた前野隆司先生の『脳はなぜ「心」を作ったのか』
http://utsude.jugem.cc/?eid=25 の中の話を思い出しました。
少し長いですが引用させてもらいます。
「それから、「私」が生きた軌跡は、自分のエピソード記憶としてとど
めておくことに価値があるのではない。生きていたってどうせ忘却して
いくし、脳内の記憶は身体の死とともに消滅する。だからそこにしがみ
つくことに意味はない。それよりも、子どもや教え子や世界の人々に思
想として生きた証しを伝承することの方が重要ではないか。そうすれば、
個人の記憶は、ささやかながら文化として受け継がれていく。「私」は
なんらかの形で継承される」
これからも、自分の記憶としてとどめておくことなく、いろいろな形で
表現し、少しでも継承してもらえればと思います。
ご感想、ご意見もお待ちしています。masa@utsude.com
まで。
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このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/
を
利用して発行しています。
■コーチングの本質・あなたは考えてはいけません! 第90号
■発行者:宇都出雅巳 masa@utsude.com
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