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   「コーチングの本質・あなたは考えてはいけません!」(読者数 2440人)
       
  第72号:「考えない」で「相手の世界に遊ぶ」(2):イエス・アンド

                     発行:あなたのコーチ・Masa

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      「コーチングの本質・あなたは考えてはいけません!」


  自分がつけたんですが、偉そうなタイトルですね。こんなタイトルでメル
  マガを書き始めたのが、2002年の10月。

  1年8ヶ月も前になります。

  今の自分から振り返ると、当時は「コーチングの本質」なんてまったく見
  えてなかったですね。若気?の至りのタイトルだなあと恥ずかしいです。


  書けば書くほど、コーチングの可能性と奥深さが見えてきました。

  そして、私が伝えたい「本質」がおぼろげながら見えてきました。


  私が学んでいるCTI(http://thecoaches.co.jp) のコーアクティブ・
  コーチングのワークショップでは、コーチとしてのあり方を徹底的に学び
  ます。

  今や本屋に溢れているコーチング本では、たくさんのコーチングスキルが
  紹介されています。

  最近では、NLP(神経言語プログラミング)などの心理技法を用いた
  関係づくりの手法も紹介されています。



  そんな中、私が伝えたいのは、

  言葉(頭)だけでもなく、かといって身体(五感)だけでもない。


               ●意識●

  の重要性です。


  言葉や身体の使い方(Doing)でもなく、コーチとしてのあり方
  (Being)でもない。

  
           ●意識のあり方、使い方●

  
  です。
  

  かといって、「意識」は直接扱えません。言葉や身体を通して理解し、
  実感してもらうしかありません。


  言葉から、理論からのアプローチとして、NLP(神経言語プログラミング)
  のモデルを活用した

 
           ●NL−Coaching●


  身体から、体験からのアプローチとして、インプロ(即興)のゲームを活用
  した


            ●インプロ−コーチング●


  この二本立てで、「考えないコーチング」を伝えていきます。


  今後のワークショップの予定は、


  ●「NL-Coaching 外部環境編」は6月19日・土曜(東京・王子)午前10時
    → http://www.nlcoach.com/WS-1.htm

  ●「絹川友梨さんによる、コーチングを学んでいる人のためのインプロワーク
    ショップ」は7月4日・日曜(東京・浜松町)午前9時半〜午後4時半
   
    詳しくは後ほど。


  もちろん、引き続き、このメルマガを通して、グダグダと理屈をこねながら、
  「考えないコーチング」を伝えていきます!


  それでは今週号の内容です。

 
  1)「考えない」で「相手の世界に遊ぶ」(2):イエス・アンド

   
  2)「絹川友梨さんによる、コーチングを学んでいる人のためのインプロワーク
    ショップ」 7月4日(日) 午前9時半〜午後4時半 東京・浜松町


  3)私のワークショップ情報


  ■□■□「考えない」で「相手の世界に遊ぶ」(2):イエス・アンド■□■□
       

  1)前回の復習: 相手の土俵に乗っかる


    前回は親子あそび研究家の篠秀夫さんの話から、


         ●コーチングとは「相手の世界に遊ぶ」こと●

   
    という視点で迫ってみました。 花を摘んできた子どもと母親との会話を例
    にしました。


    覚えておられますか?


    そして、キーワードは、「切り返す」「土俵に乗っかる」「心が動く」


         ただ受け入れるのではなく、「切り返す」

         価値判断するのではなく、「土俵に乗っかる」

         頭を働かせるのではなく、「心が動く」


    かなり、コーチの方の心にヒットしたようで、感想メールをたくさんいただ
    きました。


    今日は、それを行うための一つのヒントを差し上げます。



  2)イエス・アンド 相手の考えを受け入れ、さらに付け加える


                「相手の世界に遊ぶ」

    
    このイメージから、インプロのある言葉が浮かんできました。それは、


               ●イエス・アンド●


    (インプロについては、後ほどのワークショップ案内を読んでください)
    

    これは、相手の言葉・アイデアを「イエス」として受入れ、さらにそこに
    「アンド」として、自分の新しいアイデアを付け加えていくことです。

    インプロの基本中の基本といってもいいでしょう。


     こんな感じです。


    Aさん:「バーベキューをしよう!」

    Bさん:「そうしよう! そして、魚を焼こう!」

    Aさん:「そうしよう! そして、とうもろこしも焼こう!」

    Bさん:「そうしよう! そして、一緒にビールも飲もう!」



    人は、普段、人の言葉やアイデアをついつい否定したり、受け入れたとし
    ても、「バット」として、それに反したり、対抗するアイデアを主張しがち
    です。


    自分が行っている会話に注意してみてください。


 
    Aさん:「バーベキューをしよう!」

    Bさん:「いいね! でも、焼肉なんかどう?」

     とか、

    Aさん:「バーベキューをしよう!」

    Bさん:「バーベキュー? 準備が大変そうだなあ。。」


    ついつい、こんなふうな会話をしていませんか?

 
    無意識に相手と自分とを差別化しようとか、自分を優れたものとして見せよ
    うとするからでしょう。


    「イエス・アンド」では、2人、ないしはグループが、まるで1人の人間で
    あるかのように、どんどんとアイデアを受け入れつつ付け加えていきます。


    「イエス・アンド」を使ったゲームをすることによって、自分が持っている
    「ノー」、「イエス・バット」という癖に気づいて、「イエス・アンド」が
     自然に出るようにしていきます。


    自分自身、振り返ってかえると、人の話は受け入れるものの、「でも」と言
    って、自分の意見を違うものとして位置付けて主張しようとしがちです。


    そこを徹底的に訓練していくわけです。


    この「イエス・アンド」は、「土俵に乗っかる」「切り返す」というイメー
    ジに近くはありませんか?

    
    「切り返す」というと、相手を否定する場合も考えられますが、前回の場合
    の例からわかるように、相手のアイデアに付け加える形です。

 
    花を摘んできた子どもに対して、「どんな花瓶に活ける?」と、相手が摘ん
    できた花を受け入れたうえで、「花瓶は?」ということでさらにアイデアを
    付け加えています。


  3)イエス・アンドの「アンド」は、コーチングの「好奇心」
    

    インプロでは、相手の言葉・アイデアに対して、こちらが新しい言葉・アイ
    デアを付け加えてきます。


    これはコーチングの場合にたとえるとどうでしょう?


    クライアントの言葉・アイデアに対して、コーチが新しい言葉・アイデアを
    付け加えることは通常しません。 


    それでは、だれが新しい言葉・アイデアを付け加えるんでしょう?


    もうお分かりですよね。


    そうです。クライアント自身がまた、新しい言葉・アイデアを付け加えるわ
    けです。

    
    コーチはただ、「アンド」として、クライアントに質問を投げかけるだけです。

    実は「だけです」というか、これがとても重要なんです。


   この「アンド」という部分こそが、コーチングで気づきを生み出す原動力となっ
   ている「好奇心」に当たります。


   「それでどうなるんだろう? 」「それってどういうことなんだろう?」

   こんな純粋な好奇心が、相手の次の言葉・アイデアに意識を向け、質問を起こし、
   クライアントがさらに深く自分の内側に意識を向けることをサポートします。

   そして、新たな可能性を引き出していくのです。


 4)「イエス・アンド」を阻むもの・自分のアイデアにこだわること


   とっても単純なようですが、実際にゲームをやってみるとなかなか「イエス・ア
   ンド」できません。


   「イエス」とは言うものの、次の「アンド」以下がなかなか出てこないんです。


   なぜでしょう?

   
   著書・「インプロゲーム」で、絹川友梨さんはこう言っています。


   「いろいろな理由がありますが、割合と多いケースは、頭の中にある自分のアイ

    デアを捨てきれない場合のようです。つまり、いいアイディアがあってこれか

    らオファーしようとしていたのに、相手の方が先にオファーをしてしまった。
   
    受け入れなくてはならないことは分かるけれど、どうしても相手のオファーを
   
    素直に聞けないという状態。どうしても自分のアイデアが頭の中に残っていて
 
    そのアイデアをオファーしない限りは納得できないというケース」


   これって、なかなか実感できないかもしれませんが、人の意見を聴いた時に、自
   分のなかでどんな反応が起こるか、よーーく観察してみてください。

   ここを手放していかなければ、なかなか相手の話に「イエス・アンド」できません。

   しかも、コーチングを学ぶような、真面目な人ほど危険性が高いんです。


   同じく「インプロゲーム」からですが、


   「真面目なプレーヤーほど、この状態に陥りやすいかもしれません。"受け入れよう!」

    と構えてしまうために、”それ、いいアイデアね!”と自然に思えることも、こころ

    が固くなって動かないのです。「こうしなくてはいけない」という義務感や規則を

    自分の中に持ってしまうと、それを守ること自体が目的になってしまいます。」


   思い当たる読者も多いのではないでしょうか?


    「相手の話を聴かなきゃ。。。」とか、「受け入れなきゃ」と強く思えば思うほど、
     固くなって、心が動かなくなってしまいます。 見た目はコーチングが進んでいる
     ように見えても、場としては、死んでしまっています。


   コーチとしては真面目に一所懸命やっているものだから、タチの悪い状況です。


   コーチなら、ぜひインプロを学びましょう! 


   というわけで、ワークショップの宣伝になってしまいましたが、ぜひ
   「イエス・アンド」を普段の生活から意識してみてください。


   コーチングも楽になり、場が活き活きとして、クライアントの可能性がさらに
   引き出されますよ。


   5)「イエス・アンド」の秘訣・やっぱり「考えない」こと


   ということで、自分のアイデアに固執しないことが大事なんですが、一番の秘訣は、
   そもそも自分のアイデアなんか考えないことです。

   考えていたら、相手の話も聞けませんからね。


   ということで、相手の話をよーーく聴いて、考えないことが「イエス・アンド」に
   おいても大事です。

 
   と、話が落ち着いたので、この辺で今日は終わりにします。


   ご感想、ご質問は、masa@utsude.com まで。

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  ■□■絹川友梨さんによる、コーチングを学んでいる人のためのインプロワーク
               ショップ」(7月4日・東京 浜松町)  ■□■


  日時:7月4日(日) 午前9時半から午後4時半
  
  場所:東京都立産業貿易センター・浜松町館
    http://www.sanbo.metro.tokyo.jp/hama/hama_kotsu.html
  定員:20名(あと若干名です)  参加費:1万5000円

  問い合わせ先: 宇都出雅巳(うつでまさみ)masa@utsude.com

 
  参加を希望される方はmasa@utsude.com まで、

  ●名前 ●住所 ●電話番号 ●メールアドレス ●コーチングを学んだ経験

  をお知らせください。折り返し、参加費の振込み先をご連絡します。


  「インプロ?」「絹川友梨さん?」という方のために、簡単に解説しました。

  ご参考までに。



  ●そもそもインプロとは?

   英語のImprovisation=インプロヴィゼーションを短く略したもの。日本語では「即
   興」といわれており、芸術分野――音楽・芸術・ダンス・映画・演劇で、創作・表
   現手段の1つとして用いられています。

   このワークショップにおける「インプロ」とは、既成概念にとらわれないで、その
   場の状況・相手にすばやく柔軟に反応し、今の瞬間を活き活きと生きながら、仲間
   と共通のストーリーをつくっていく能力のこと

   インプロにはさまざまなゲームがあり、それぞれのゲームはユニークなルールを持
   っています。このルールはもともと俳優の悪い癖を直すために生まれたものです。
 
   どんな癖を持った俳優のための、どんなゲームかというと。。。。


   ・相手のセリフを“聞かない“俳優、相手が何をしているのか”見ていない“俳優
    のための、相手に注目していないとシーンが創れないゲーム

   ・ すべて自分の思い通りに操作したい俳優、自分だけが目立ちたいという俳優
     のための、他者と協力しないとシーンが創れないゲーム

   ・セリフをいうとき、言葉の意味にしばられてしまう俳優のための、ナンセンスな音
    を並べた言葉を使うゲーム

    ここにある“俳優”を“コーチ”に置き換えてみてらどうでしょう?


   ●絹川友梨さんとは?

   10年前からインプロを伝えている日本・インプロ界の草分け。インプロワークス主
   宰。インプロの世界的指導者であるキース・ジョンストンに直接師事し、本物のインプロ
   を伝えることができる数少ないワークショップリーダー。

   日本で初めてのインプロ教本・ 「インプロゲーム」(晩成書房)の著者。
   (絹川さんのプロフィール→ http://www.improworks.net/yuriphoto.htm )

   ●このワークショップで得られるもの

    相手の話を聴いていない自分に気付く→ 相手の話を本当に聴いている自分

    自分の中から捜している言葉に気付く→ 相手や場の中から湧き出てくる言葉

    相手の答えを予測しようとしている自分に気付く→ 予測せず、好奇心一杯の自分

    プロセスを誘導している自分に気付く→ 誘導せず、プロセスに身をゆだねている自分

    コーチングで自分が持っていた枠に気付く→ コーチングが持つ無限の可能性  
 

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  ■■■■■■■■■■■■私のワークショップ情報■■■■■■■■■■■■

  
    私のかかわっているトレーニング・ワークショップ情報です。

  ●「NL-Coaching 外部環境編」は6月19日・土曜(東京・王子)午前10時
    → http://www.nlcoach.com/WS-1.htm

   
  ご縁があって、六本木ヒルズのアーテリジェントスクールで、ワークショップ
  を開くことになりました。テーマは「コーチング」と「自分マーケティング」
  です。

  2時間で3000円です。(自分マーケティングは教材費が別途1500円)
  49階からの眺めも楽しめますので、遊びがてら、いらしてください。


  ●「コーチング入門」は7月10日・土曜 午前10時〜12時

  ●「自分マーケティング講座」は7月17日・土曜 午後4時から6時

  申し込みは少々面倒ですが、下のホームページにアクセスしてもらって、該当
  の日(7月10日・7月17日など)で検索して申し込みください。
  http://www.academyhills.com/cgi-bin/arteli/arteli.cgi

 
    私のもう一つの顔は、試験勉強研究家です。その試験勉強法・高速大量回転法
  の最初で最後? のセミナーを開きます。6月23日・水曜 午後7時から

  ●非常識な試験勉強法・高速大量回転法セミナー
  

  ■■■■■■■■■■■■■■■■最後に■■■■■■■■■■■■■■■■

  最後まで読んでいただきありがとうございました。
  
  先日、企業経営者でもあるコーチの方とお話する機会がありました。

  実際の部下指導におけるコーチングの使い方を聴いて、かなり企業における
  コーチングの導入のカタチが明確になってきました。

  このメルマガでもご紹介していきたいと思います。

  キーワードは、このメルマガでさんざん取り上げた”インナーゲーム”です。
  
  そのほかのご意見、ご質問、ご感想もお待ちしています。

  メールは masa@utsude.com までお願いします。
 
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   ■コーチングの本質・あなたは考えてはいけません! 第72号
   ■発行者:宇都出雅巳 masa@utsude.com
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