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   「コーチングの本質・あなたは考えてはいけません!」(読者数 2377人)
       
     第54号:「考えない」で「ただ気づく」(7):読者との質疑応答

                     発行:あなたのコーチ・Masa

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   「もし、あなたの中にプログラムが埋め込まれているとしたら?」
   自分の中にある”プログラム”に気づくことから変革は始まります

   NLP(神経言語プログラミング)1日セミナー(1月31日 名古屋)
           http://www.sasa-tan.com/index.html
  
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    そろそろ正月気分も抜けているころでしょうか。

  昨日は成人式で着物姿の若者がどこかしこで見られましたね。

  昔よりも着物姿が増えたような。特に男性の和服が目立ったように思いま
  した。(埼玉・川口 東京・北区周辺の状況です)

  みなさんの地域ではどうだったでしょうか?
  

  それでは今週号の内容です。といっても、次の一つだけです。


  1)「考えない」で「ただ気づく」(7):読者との質疑応答


    
  ■■■■「考えない」で「ただ気づく」(7):読者との質疑応答■■■■
   

  1)これまでの「考えない」で「ただ気づく」シリーズ


   「考えない」で「ただ気づく」も始めてから3ヶ月近くになりました。

    タイトルだけでも振り返ってみましょう。

    
     1) 意識の矢印はどこに向いているか?

     2) 話しているか? 黙っているか?

     3) ただ受け入れること

     4) 五感の感度を上げる

     5) 相手の話を見る

     6) 自分の話を聞く


    「相手の話を聴く」といっても、どれだけの違いがあるかに気づいてもらった
    と思います。


    「ちゃんと聴いていたつもりだったのに。。。。」と思われた方。

     何も落ち込む必要はありません。そのことに気づけばOKです。気づけば、
     修正されていきます。


    今回は読者からのメールと、それに対する私の回答を紹介します。

    少しでも皆さんの理解が深まればうれしいです。


  2)読者からのメール:「相手に意識を向け続けるのは難しい」

    
    神奈川県にお住まいの野村さんからいただいたメールをご紹介します。


    (前略)

    相手に意識を向け続けるってやっぱり難しいです。

    傾聴しているつもりがいつの間にか自分の中で会話しているのが
    分かります。自分の中で価値判断が入ってしまうんですね。

    相手の話を見る/感じるということをやろうとするとどうしても
    自分の想像の世界が入って来てしまい、うまく相手に興味を持ち
    続けることが出来なくなります。

    これは誰もが通る試練のようなものでしょうか。

    んー、コーチングは奥が深いです。

    (メール終了)


    気づいてはいるんだけれど、なかなかそれを修正できないという悩みが
    出ているメールですね。


    これに対する私の回答です。


  3)読者への私の回答メール:「まずは気づくことです」

    上記の野村さんからのメールに対して、次のようなメールを返しました。


    (前略)

    > 相手に意識を向け続けるってやっぱり難しいです。

    簡単なことではないですね。

    まずは意識の矢印の方向に気づくことです。

    自分に向くのは自然なことなので、そこで落ち込む必要は
    ありません。

    ただ、相手に意識の矢印を向けなおせばいいんです。

    コーチングは短い時間で相手の中に深く入っていくことが必要です。

    自分のほうに向いていたら、その時間は無駄な時間になってしまいます。

    まずは気づくことです。

     (メール終了)


    メルマガでの話と同じになりますが、やはり「ただ気づくこと」。そして
    戻すことに尽きます。

    
    これは本当に大事なことです。

    相手が人間であるコーチングを、工場生産に置き換えるのは乱暴かもしれ
    ませんが、意識の矢印が相手に向いていなければ、機械が正しく動いてい
    ないのと同じことです。

    効率的な生産、すなわち、相手の可能性を引き出すことができません。

    そして、もし正しく動いていないことに気づいたら、すぐに元に戻すこと
    が必要なのは当たり前です。そして元に戻すスピードが速ければ速いほど、
    効率がよくなり、相手の可能性を短時間で引き出せるのです。


  4)読者からのメール(2):「自分のイメージの中での対話にすぎない」

  
    しばらくして、また野村さんからメールがきました。
  

    > 自分に向くのは自然なことなので、そこで落ち込む必要は
    > ありません。
    > ただ、相手に意識の矢印を向けなおせばいいんです。

    その「言葉で言えば簡単なこと」が難しいんですよ。(x_x)
    気が付くと自分に意識が向いています。

    自分のフィルタを通して世界を見ている、と言ってもいいかもしれません。
    
    気付くならまだいい方で、気付かないこともしばしば...

    普段のコミュニケーションでは、相手との対話でなくて自分の作り上げた
    イメージの中で対話しているに過ぎないのかもしれません。

    幾つかの技法を紹介してもらっていますが、なかなか使いこなせないで
    います。話を聞きながら頭の中で別の声が...(苦笑)習慣、ですね。

    > まずは気づくことです。

    何だか一向に改善された様子がないのですが、これは誰でもが通過する
    関門なんでしょうか。段階を踏んで、例えば第一段階は目の動きに注目
    してみようとか、そうやってターゲットを絞って集中する様にすれば
    改善されるものなのですかね。

    自分の進歩が感じられるような指標が何かありましたら教えて頂ければ
    幸いです。

    ではまた。

    (メール終了)


    頭ではわかっていても、実際には混乱されている様子がよく分かります。

    でも、これが大事なんです。ここからがスタートなんです。

    そして、野村さんはとても鋭いことを言われています。


    「普段のコミュニケーションでは、相手との対話でなくて自分の作り上げた
    イメージの中で対話しているに過ぎないのかもしれません。」

    
    これ、まさしくその通りです。

    この文章の前に、野村さんは「自分のフィルタを通して世界を見ている」と
    言われています。

    その通りですが、これはよく言われることであり、「フィルターを通
    して」とはいえ、あくまでも相手を見ているという前提にたっています。


    でも、もしかして、相手自体も見ていないかもしれないんです。

    「相手との対話でなくて自分の作り上げたイメージの中で対話しているに過
     ぎないのかもしれ」ないんです。
   
    このことを私などは、昨年、わざわざアメリカに行って、ようやく気づいた
    ほどです。
    (その体験は→ http://www.utsude.com/mailmag_1/mm_1/mm1_038.htm
 

    だからこそ、自分の状態、相手の状態に気づくことが必要なんです。


  5)読者へのメール(2):「人間である以上仕方がないことです。でも、」


    私からの回答メールの2通目です。


   (前略)

    > その「言葉で言えば簡単なこと」が難しいんですよ。(x_x)

   難しさを分かっている野村さんはすごいですよ!

   まずは「気づくこと」ですから。しつこいようですが。

   > 普段のコミュニケーションでは、相手との対話でなくて自分の作り上げた
   > イメージの中で対話しているに過ぎないのかもしれません。

   まさにそのとおりなんです。
   という私も、その中にいますから。

   人間である以上仕方がないことです。

   でも、それを少しでも外すことができたら、
   まったく違う世界が見えて、聞こえて、感じられます。

   少しだけでもいいんです。

   > 何だか一向に改善された様子がないのですが、これは誰でもが通過する
   > 関門なんでしょうか。

   NLPでは学習の4段階というのがあります。

      1)無意識・無能力
    2)意識・無能力
    3)意識・能力発揮
    4)無意識・能力発揮

  いきなり4番めにいけたらいいですが、どうしても、順番に通過する必要があ
  ります。

  今は2番目の段階から3番目の段階に行こうとしているところです。

  できなくても、必ず通る段階なので、ここは受け入れてください。


  >段階を踏んで、例えば第一段階は目の動きに注目
  > してみようとか、そうやってターゲットを絞って集中する様にすれば
  > 改善されるものなのですかね。

  意識を相手にとにかく向ける。
  それを意識的にやることは重要なので、ぜひやってみてください。

  > 自分の進歩が感じられるような指標が何かありましたら教えて頂ければ
  > 幸いです。

  どうでしょう。自分として、相手の話がちゃんと聴けたかどうか、どうやって
  わかるでしょう?

  相手のとの話が終わったあとに、自分自身に問い掛けてみてください。

  (メール終了)

  
  長くなりましたが、以上のような回答を返しました。

  みなさんの参考になったでしょうか?


  コーチングというのは、普段のコミュニケーションとはまったく違うものです。
  ある意味では非常識なやり方です。だからこそ、短時間で相手の話を聴き、
  可能性までも引き出すことができるのです。

  でも、ついつい、普段のコミュニケーションの延長で考え、やってしまいます。

  
  「コーチングはコミュニケーションではない」という前提で学んだほうが、
  よりコーチングの本質に近づきます。

  ご質問、ご感想は、masa@utsude.com まで。


  ■■■■■■■■■■■■■■■最後に■■■■■■■■■■■■■■■

  最後まで読んでいただきありがとうございました。
  
  読者とのメールのやり取りをご紹介しましたが、みなさんの理解に役立ちまし
  たか?

  ここ最近取り上げているテーマをはじめ、私がこのメルマガで取り上げている
  のは、コーチングにおける「心の使い方」もしくは「意識の使い方」ですね。


  どういうことか、野球のピッチングの例にたとえてみましょう。

  いくらピッチャーがカーブやシュート、フォークなどの投げ方を覚えても、
  基本的な腰の使い方、腕の振り方などがしっかりしていないと、それぞれの
  球種を使いこなせませんよね。


  このメルマガで私が主に取り上げようとしているのは、「腰の使い方」「腕
  の振り方」なんです。球種がいわゆる質問集にあたるでしょうか。

  
  地味で目立たないんですが、とても大事なところです。そして、ここがしっか
  りしてくれば、直球だけでも十分勝負できますし、さまざまな球種を使いこな
  すことができます。


  ご感想、ご意見などは masa@utsude.com までお願いします。
  
 
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   ■コーチングの本質・あなたは考えてはいけません! 第54号
   ■発行者:宇都出雅巳 masa@utsude.com
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