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「コーチングの本質・あなたは考えてはいけません!」(読者数 1956人)
第41号:「考えない」で「分ける」(1):人と問題のグチャグチャ化
発行:あなたのコーチ・Masa
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飛び石連休で今週は休刊の予定だったんですが、予定より早く関西から
戻ってきたので、今週も配信します。
それにしても、急に涼しくなりましたね。今では、あの暑さを恋しく感じ
ています。
みなさんはいかがですか?
それでは、今週号の内容です。
1)「考えない」で「分ける」(1):人と問題のグチャグチャ化
2) コーチング初心者の読者へのメール:好奇心がコーチングの原動力
3) 読者からの質問:「人の無限の可能性を信じる」って?
■■■「考えない」で「分ける」(1):人と問題のグチャグチャ化■■■
今回から新シリーズ、「考えない」で「分ける」を始めます。
いきなり出てきた言葉が、
●●人と問題のグチャグチャ化●●
「なんのこっちゃ?」と思われた方も多いでしょう。
これはビジネスの現場や教育の現場でコーチングを行うときには
避けられない部分です。
こんな場面を想像してみてください。
「なかなか売上げが伸びない営業マン・Aさんを抱えている課長・Bさん。
B課長が”コーチング”を知り、使ってみようと思いました。
あるとき、B課長がA営業マンを会議室に呼び出して、”コーチング”を
始めました。。。。」
読者のなかにも、こういった場面でコーチングを使いたいと思われている
方は多いのではないでしょうか?
「ビジネスコーチング」・「セールスコーチング」といわれる本・研修で
もよく取り上げられそうな状況です。
ただ、ここでいきなり”コーチング”に入るのは危険です。
というのも、
●●人と問題のグチャグチャ化●●
が起こる可能性が大きいからです。
この状況ではA営業マンが「人」に当たり、「問題」は売上げ低迷です。
つまり、●●「A営業マン」と「売上げ低迷」のグチャグチャ化●●
が起こる可能性があるのです。
読者のあなたに一つ質問です。
B課長は今、何に向き合おうとしているのでしょうか?
●「A営業マン」ですか? それとも「売上げ低迷」ですか?●
もしかして、
●売上げ低迷に悩むB課長自身●
かもしれません。
これがあいまいな状況で”コーチング”を始めると、
●●人と問題のグチャグチャ化●●
を生む可能性大です。
もちろん、コーチング本来のパワーは発揮されず、A営業マンの可能性が
十分に引き出せません。
この「人と問題のグチャグチャ化」は、いわゆるプロのコーチが行うコー
チングの状況、つまり、個人ないし会社が、専門のコーチを雇ってコーチ
ングを行う場面では、ほとんど発生しません。
通常のコーチングでは、
●●クライアント(相手)が話すテーマを決める●●
という大原則があるからです。
基本的にコーチが問題を抱えてコーチングに臨むことは考えられません。
(とはいっても現実はそうでない場合がありますが。。。)
そして、この大原則はコーチングを有効に機能させるためには重要だか
ら大原則になっているわけです。
「ビジネスコーチング」「セールスコーチング」といえども、この大原則
を無視しては、コーチング本来のパワーを出せません。
これまでの指示命令ではなく、質問したり、相手の話を聴くことで、
いい結果はでるとは思いますが、コーチング本来の可能性はそんなもので
はありません。
悪くすれば格好はついても、単なるコーチング以外のコミュニケーション
になり、よけいに効率・効果とも悪くなります。
もちろん、先ほどのB課長とA営業マンのような状況で、
●●クライアント(相手)が話すテーマを決める●●
ことをいきなり勧めているわけではありません。
まずは、
●●「考えない」で「分ける」●●
ことなんです。
ということで、前振りはこれくらいにして、次回から具体的に見ていきます。
ご意見、ご質問、ご感想など、簡単で結構なのでメールお待ちしています。
メールアドレスは、masa@utsude.com
です。
■■コーチング初心者の読者へのメール:好奇心がコーチングの原動力■■
先日、「このメルマガを読み始めたばかり」という方からのメールをいただき
ました。
愛知県で教員をされているHさんです。了承を得たので一部引用させてもらい
ますと、
「コーチングに興味を持ち始めたばかりで、「コーチング・バイブル」
をとりあえず読みました。
で、「これは、とにかく一度コーチングを受けるなり、セミナーに参
加するなりしないと、さっぱりわからん。」ということがわかりまし
た。
宇都出さんのメルマガを読んで、ますますそう思いました。」
という具合で、コーチング初心者の方の率直な感想がかかれていました。
(文面からすると、私のメルマガもコーチング理解の助けにはあまり
役立っていないようです。トホホです(笑)。)
少しでも参考になればと、以下のようなメールを返信しました。
Hさんと同じような読者の方にも参考になると思い、以下に引用します。
Hさん、
メールありがとうございます。
>
コーチングに興味を持ち始めたばかりで、「コーチング・バイ
>ブル」をとりあえず読みました。
>
で、「これは、とにかく一度コーチングを受けるなり、セミナ
>ーに参加するなりしないと、さっぱりわからん。」ということ
>がわかりました。
さっそく読まれたのですね。あの本はとても内容が濃い本です。
でも、誤魔化すことなく、しっかりと本質がかかれています。
第2部の3章から7章まででいいので、繰り返し読んで、
できるところは実践してみてください。
いいかげんなコーチングワークショップにでるよりも、
しっかりと学べます。
>
ただ、考え方はとても参考になったので、日々の仕事でとりあ
>えず生かせるところだけでも生かそうと思っています。
この「考え方」というのがとても大事だと思います。ぜひ活かしてください。
どうしても、質問の仕方などのスキルに目がいきがちです。それも大切ですが、
やはりその根底にある考えが大事です。
考え方さえ分かれば、質問にしても何にしても、だんだんとついてきます。
とにかく、日々のコミュニケーションでどんどん実践してください。
今週号でも触れましたが、やはり、好奇心が大事だとひしひし感じています。
相手に対する好奇心、しかも相手の可能性に対する好奇心です。
これが、”相手の可能性を引き出す”というコーチングの原動力であり、
不可欠だと思っています。
>
相手の可能性を全面的に信じる、という考え方は教育でも大切なこと
です。
本当にこれは簡単ではないですね。
すでにお読みかもしれませんが、コーチングメルマガの第27号から30号も参
考にしてみてください。
http://www.utsude.com/mailmag_2/mm_2/mm2_027.htm
http://www.utsude.com/mailmag_2/mm_2/mm2_028.htm
http://www.utsude.com/mailmag_2/mm_2/mm2_029.htm
http://www.utsude.com/mailmag_2/mm_2/mm2_030.htm
>
教員になって8年。自分の人間性だけでは勝負できないことをひしひしと
>感じ、自己研鑽と同時に、スキルアップを図らないとだめだと思い始めて
>います。
教員というのは大変ですが、とても重要な仕事ですね。
私のコーチ仲間も、少しでも教育の分野でお役に立とうとして、
コーチングのワークショップを先生向けにやっている人が大勢います。
おそらく愛知のほうでもいると思うので、探してみてください。
(引用終わり)
といったメールでした。
参考になりましたでしょうか?
このメールに対して、早速返信をいただきました。
私が「好奇心」について触れたのに対して、
なるほど。相手の可能性に対する好奇心、ですか。
なんだか、ワクワクするような感じですね。そういう好奇心の持ち方だと、
好き嫌いに左右されずに持てそう。
という感想をいただきました。「好き嫌いに左右されずに持てそう」という言葉
がとても印象的で、こちらの思い、考えが伝わった感触があってうれしかったで
す。
また、先生向けにワークショップをやっているコーチがいるという情報にも反応
されて、大変興味をお持ちでした。
このメルマガ読者のなかでも、先生向けにワークショップをやっているコーチの
方はいらっしゃると思います。もし、いらっしゃればメルマガで告知しますので、
masa@utsude.com
までメールください。特に東海三県の方がおられればお願いし
ます。
コーチング初心者の方、またそうでない方にも、このメルマガはわかりにくいと
ころが多々あると思います。
ご質問など、お気軽にmasa@utsude.com
までお寄せください。
お待ちしてまーす。
■■■読者からの質問:「人の無限の可能性を信じる」って?■■■
もう一つ、読者からのメールの紹介です。
これまた愛知の読者の方です。そういえば、愛知の方からのメールは比
較的多い気がします。なぜでしょう? 地域性でしょうか?
それはともかく本題です。
メールをいただいたのはこれまでに何度もメールのやり取りをして、お
会いしたこともあるAさんです。
Aさんはコーチング養成講座を経て、現在はプロのコーチとして活動さ
れています。人に対する思いがとても強く、コーチという仕事に意欲を
持って取り組まれている方です。
そんなAさんから、先日、少し”悩みモード”のメールをもらいました。
「人の無限の可能性を信じる、って、どういうことなのかな?」って
ちょっと悩んでます。
ほんとに誰にでも無限の可能性ってあるんでしょうか?
無限の可能性って、なんなんでしょうか??
これができないと、コーチにはなれない?
ということが書かれていました。
●●人の無限の可能性を信じる●●
コーチングの根底にある考え方ですが、なんとなくわかったようなわからない
方も多いでしょう。
正直言って、私も完全に腑に落ちているとはいえません。
そんな私ですが、次のようなメールを返信しました。
コーチングだけではなく、自己啓発・スピリチュアル分野、宗教でよく
使われる”無限の可能性”。これについての疑問はとても大事ですね。
たまに、”だれでもオリンピックで優勝できるのか?” ”空を飛べる
ようになれるのか?”と反論するヒトがいますが、そういう意味ではな
いことはOKですよね。
私も”無限の可能性”について腑にはおちていませんが、次のような理
解をしています。
「これ以上できない」「これ以上考えられない」という状況はない。ど
んな状況でもさらにこうすれば、さらにこんな、といったことが考えら
れる。だから無限の可能性があるといえるのだと。。。
さらにいうと、上のことは、今の生きている一瞬一瞬でいえることです
よね。
一瞬一瞬を本当に”生きる”ことができるとすれば、われわれの未来は
まさしく無限の可能性が広がっていると考えられないでしょうか?
自分自身を振り返って、Aさんはどう思われますか?
「もうこれ以上の可能性はない」という状況ですか? また、そういった
状況が考えられますか?
私にはAさんの未来に広がる無限の可能性が見えます。
もちろん、それが何もせずに開発されるものではありません。しかし、
今、そして今、一瞬一瞬を本当に”生きる”ことでだれでも無限の可能
性を生きることができます。というより、どんなヒトでも無限の可能性
の中を生きているのです。
コーチとして、クライアントのどこかに少しでも可能性が見えていると
すれば、それは無限の可能性を見ていることと同じです。
ただし、”このヒトはもうだめ”と諦めれば、コーチは辞めたほうがい
いでしょう。
でも、よーくクライアントを観て下さい。きっと何かが観えてくるはず
です。
そして、コーチが考える”無限の可能性”とクライアントの”無限の可
能性”が一致するわけではありません。
もし、Aさんが、クライアントの”無限の可能性”を信じることができ
ないとしたら、それはコーチであるAさんが考える”無限の可能性”の
枠で考えたり、投影している可能性が大です。
ここでも、キーワードは”好奇心”だと思います。
ぜひ「コーチングバイブル」の第5章を読んでみてください。
「コーチングバイブル」を文字通り”バイブル”のように崇めたてまつ
ろうとは思いませんが、改めて読んでみて、いい本だと思います。
(以上)
「無限の可能性」
この言葉には読者のみなさんそれぞれの考えがあると思います。
もしよかったら聞かせてください。
それも含めて、ご意見、ご質問、ご感想は、masa@utsude.com
までお寄
せください。
先ほどのHさんのメールでもそうですが、コーアクティブ・コーチング
モデルの基本書である「コーチング・バイブル」(東洋経済新報社刊)を
参照して、勧めています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492554556/mycoach-22
このメルマガでは、前号をはじめ何度も紹介していますが、本当にいい本
です。
コーアクティブ・コーチングモデル全体を使うかどうかは別にして、
傾聴・直感・好奇心・行動と学習・自己管理
の「5つの資質」はどんなコーチングにおいても基本になる考えです。
単なるスキルでも原則でもなく、使えて骨のある「考え方」にまで練り上
げられています。
2500円と高めですが、読めば読むほど味が出ます。
このメルマガでも参照することが多いので、手に入れられることをお勧め
します。
「コーチング・バイブル」(東洋経済新報社刊)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492554556/mycoach-22
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は読者の方のメールを中心に取り上げさせてもらいました。
いかがでしたか?
お気軽に質問などお寄せいただければ、と思います。
最後に、私の別のメルマガの案内です。
私はこのほかにもいくつかメルマガを出していますが、その中で、
『週刊 宇都出マガジン』
http://www.utsude.com/mailmag_1/mailmag_1.htm
なるメルマガを出しています。
なんともダサい題名だと思われるかもしれませんが、まあそういうことです。
この「宇都出マガジン」ですが、私自身のいろいろな気づきを取り上げてい
るんですが、結果としてコーチング関連の話題が多く、読者から「コーチン
グメルマガ」と紹介されるほどです。
最新号では、現在参加しているコーアクティブ・リーダーシッププログラム
での体験を紹介しました。このプログラムはコーアクティブコーチングと
基本的には同じ”コーアクティブ”という考えに立ったプログラムです。
ご興味のある方は購読してみてください。
それでは、また来週!
サンマをはじめ、秋の味覚を楽しみましょう!!
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このメールマガジンは、『まぐまぐ』
http://www.mag2.com/
を
利用して発行しています。
■コーチングの本質・あなたは考えてはいけません! 第41号
■発行者:宇都出雅巳 masa@utsude.com
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