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   「コーチングの本質・あなたは考えてはいけません!」(読者数 1004人)
       
   第12号:「考えない」で「直観」(1):「直感」と「直観」

                      発行:あなたのコーチ・Masa

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  ホームページ:http://www.utsude.com に、これまでのバックナンバー
  を整理しました。最近登録された方はぜひご覧ください。

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  あけましておめでとうございます!

  寒いお正月になりましたが、お元気でお過ごしですか?

  私は31日の夜に大阪でのトレーニングを終えて、埼玉に帰り、正月は東京
  にいる母や兄弟とのんびりと過ごしました。
  この5日ほどでやったことといえば、

   ●「直感」に関する本をはじめ十冊ほど本を読んだ。

   ●師匠から「これはお勧めだ!」と貸してもらった「Star Trek-
        The Next Generation Season1」(DVD・7枚組)を3枚観た。

   ●アニメBB(http://www.animebb.jp)で「新造人間キャシャーン」の
    第17話から第21話を観た。

  テレビは、高校ラグビーの伏見工業戦の2試合くらいでしょうか。
  (大学ラグビーは関西勢が出ていなかったので見ず。私は京都出身です)

  みなさんは正月をどう過ごされましたか?

  そういえば、もう一つ。年賀状、年賀メールを書いていました。

  読者の中にも、私の年賀状や年賀メールでこのメルマガを知って、登録
  いただいた方もいらっしゃると思います。

  実は、知り合いが読んでいるというので、少々緊張気味です。
  まあ、ぼちぼち始めていきたいと思います。

  今週の内容です。

  いよいよ、「考えない」で「直観」に入ります。

   1)「考えない」で「直観」(1):「直感」と「直観」
   2)今週の本:「影響力の武器」
   3)コーチングと読書(続き)


  ■■「考えない」で「直観」(1):「直感」と「直観」■■

   1)まずは定義から。。。。「直感」と「直観」

   よく「広辞苑」によると。。。なんて、言葉の定義から
   入るのがありますが、ここでも定義らしきものから入ります。

   と、その前に、「直感」と「直観」の差が気になります。

   コーアクティブ・コーチングには二冊の本があります。

   「部下を伸ばすコーチング」(榎本英剛著 PHP研究所)
  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4569607187/mycoach-22
   「コーチング・バイブル」(東洋経済新報社)
  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492554556/mycoach-22

   でも、前者では「直観のスキル」、後者では「直感のスキル」と、
   漢字が違っています。

   私は、「価値観」ではなく「価値感」が使われ始めて、とても違和感
   を感じているほどの人間なので、とても気になるのです。
  (個人的には体感覚優位の人間で、「感じる」はよく使うのですが)

   私が考える定義からいうと、コーチングでいう「ちょっかん」は
   「直感」です。

   そして、「直観」は「直感」に含まれますが、もっと限定された
   ものです。中山正和さんが、「カンの構造」、「松下幸之助の直観力」
   で語られている「直観」です。
     注)「松下幸之助の直観力」については以下を参照ください。
       http://www.utsude.com/mailmag_2/mm_2/mm2_005.htm

  2)そして、「直感」の定義は?

   それでは「直感」の定義ですが、

  ●「何らかの問いを媒介として、咄嗟に心に浮かぶ、特に根拠のない情報●
   (「コーチング・バイブル」86ページより)
   です。

   別に超能力が必要なわけではありません。

   あなたにも備わっていて、いつも使っているものです。

   ただ、

   ●それに気づいて●

   ●それを信じて●

   ●それを声にだす●

   ことです。

    注)このあたりは、私の別の試験勉強メルマガの試験勉強法と
      重なります。詳しくは以下のページをご覧ください。
      http://www.utsude.com/mailmag_3/mm_3/mm3_012.htm

   そして、

  ●「実は直感ほどコーチングで「当てになるもの」はないのです」●
   (「部下を伸ばすコーチング」111ページより。原文は「直観」)

   これに付け加えると、

  ●「直感ほどコーチングで「当てにならないもの」はないのです」●
   (宇都出)

  3)直感は当てにならない

   この「当てにならないもの」というのを分かっていないと、

   「こんなん出ましたけど。。。。」と天から降ってきたお告げを
   相手に押し付けることになりかねません。

   直感については、私の別のメルマガ「週刊 宇都出マガジン」でも
   触れました。http://www.utsude.com/mailmag_1/mm_1/mm1_009.htm

    ●「直感は相手から、先入観は頭から」●

    ●相手に100%意識が向き、ともにいることが絶対必要条件●

    ●まずは、とにかくすぐに口にだしてみる●

    ●「直感はすぐ腐る」●

    ●直感にとらわれない●

    は重要ポイントです。


   そして、さらに具体的には、「私は。。。。」という言葉で始めて、
   伝えることが大切です。そして、「。。。だけど、これって何か
   意味があるかなあ」と終わって、相手に直感をどう利用するかの
   判断を任せることです。
   
   このメルマガの第3号で紹介した、●I(アイ)メッセージ●です。
   http://www.utsude.com/mailmag_2/mm_2/mm2_003.htm
   
  今日はこの辺で。

  何か質問などありましたら、お気軽に utsude@hotmail.comまで。


   ■■今週の本:影響力の武器―なぜ、人は動かされるのか
            (R.B.チャルディーニ著 誠信書房)■■
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4414302692/mycoach-22

  これは私の畏友、北垣武文氏からの紹介本。
   注)北垣氏については、第8号のイベント紹介を参照ください。
     http://www.utsude.com/mailmag_2/mm_2/mm2_008.htm
  
  いろんなところで紹介されているのは見ていたので、読もうと
  思っていましたが、なぜか読んでいませんでした。その値段、
  出版社、そして何よりも明朝書体の硬いタイトルが原因でしょうか。

  でも読んでみてびっくり。無茶苦茶読みやすいです。翻訳本とは
  思えません。しかも、具体例といい、中身が濃い。
  最近、心理テクニック本の出版が相次いでいますが、どの本買うよ
  り、これでしょう。 

  人が動かされるメカニズムとともに、そう防衛方法までしっかり
  解説しています。 お勧めです。

  と終わりたいところですが、ここからが長くなりそうです。

  1)人はいかに簡単に動かされ、操作されるのか。

  この本は副題の
  
   ●なぜ、人は動かされるのか●

  とあるように、人を動かす、操作するテクニックを解説したもの
  です。
 
  欲しくもない、高価な商品・サービスを簡単に売りつけられる姿が
  これでもか、これでもか、と描かれています。

  これって、前々号で私が紹介した”高確率セールス”と逆の姿だと
  思われませんか?
  http://www.utsude.com/mailmag_2/mm_2/mm2_010.htm

   「Radical Honesty」(「徹底的正直さ」)を標榜し、
   相手との信頼関係を基盤にして、徹底的な中立さで迫る
   高確率セールス。

  「徹底的正直さ」はやはり、机上の空論なんでしょうか?

  2)影響力の武器・6つ

   実は「高確率セールス」にコーアクティブ・コーチングの
  「コーアクティブ」に共通するものをみたように、この本と
  コーアクティブ・コーチングの「スキル」にたくさんの共通の
  ものを見ました。

   そこを説明する前に、影響力の武器について、もう少し説明
   します。

   「影響力の武器」では、人間が持つ自動的な簡便反応に注目しま
  す。承諾の過程において、承諾を導く反応をうながす引き金を
  明らかにしています。

   その引き金とは、

    1)返報性:「他人がこちらに何らかの恩恵を施したら、似た
      ような形でそのお返しをしなくてはならない」  
    
    2)コミットメントと一貫性:
      「自分の行為や決定に対し、それが間違っていても、
       一貫した思考や信念を持ち続けなければならない」
    
    3)社会的証明:「自分の行動が適切かどうかは、他者のどう
      しているかによって判断しなくてはならない」

    4)好意:「自分が好意を感じている知人に対してイエス
      と言わなければならない」

    5)権威:「権威には服従しなければならない」

    6)希少性:「機会が少ないということは価値が高いもので
           あり、すぐに手に入れなければならない」

    の6つ。

    この6つの引き金で判断するのは簡便な方法であり、現代生活
    の早いペースによって、この手の簡便法を使う必要性はますま
    す高まっているというのが前提にあります。

    さらに加えれば、「好意」や「権威」を判断する要素としては
    人間の中身や商品の内容ではなく、外見が重視されるとしてい
    ます。

    最近はやりのダイレクトメールやウェッブサイトの広告手法な
    どのマーケティングの手法はほとんどここから出ています。

    コーチとクライアントの「協働」関係を強調する、コーアクテ
    ィブ・コーチングとは全く違うと思うでしょう?

    ところが、スキルでは数多くの関連があるんです。

  3)コーチングのスキルも人を動かすもの・操作するもの

   例えば、返報性を利用したテクニックに
   
    ●ドア・イン・ザ・フェイス・テクニック●

   というのがあります。最近の心理テクニック本にはよく出ている
   のでご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

   これは、最初に譲歩して、そのお返しとして相手の譲歩を引き
   出す方法です。具体的には、こうです。

   確実に拒否される極端に大きな要請から始めて、次にそれより
   小さな要求(もともと目標としていた要求)に引き下げる。
   すると、要求の引き下げが譲歩に見られるため、小さな要求を
   受け入れる傾向が強まるのである。

   これはコーチングを学ばれた方ならご存知ですよね。

    ●挑戦のスキル● です。

   これは「クライアントが自分の限界だと思い込んでいることを
   超え、ほとんど不可能と思えるようなことをやってみるよう
   求めることです」(「コーチング・バイブル」136ページ)

   ●コミットメントと一貫性● は

    ●行動●を重視するコーチングではとても利用しています。

   「コーチング・バイブル」では、「コーチングの核心は行動と
    学習にあり」(31ページ)と言っています。
    
   これには私は異論があり、「コーチングの核心はコーアクティ
   ブ(協働的)にあり、本質は「考えない」にある」がしっくり
   きますが、それはさておき。。

   コーチング・セッションの最後には、ほとんどの場合、何らか
   の日常生活で行う行動をクライアント自身が決めます。

   そして、「影響力の武器」にはこう書かれています。

   「立場を明確にしてしまいますと、その立場と強固に一貫して
    行動しようとする傾向が生じるのです」

   そして、●好意●

    これは、コーアクティブ・コーチングではスキルとして、
   持っていません。

    実は以前、ここにコーアクティブ・コーチングの弱さを、
   私は見ていました。私がコーチングよりも前に学んできたNLP
   (神経言語プログラミング)では、「ラポールをかける」とい
   って、相手からの好意を獲得するスキルがとても充実していた
   からなおさらでした。(バックトラッキング・ミラーリング・
   ペーシングなどのスキルがあります。)

    注)NLPに関しては、以前に勉強会で使った資料を
      ホームページにアップしました。参考にしてください。
      http://www.utsude.com   

      しかし、前々号で紹介した「売り込まなくても売れる!」
   http://www.utsude.com/mailmag_2/mm_2/mm2_010.htm
   を読んで、好意を得ようと相手を操作することに疑問を
   持ち始めました。

   高確率セールスでは、徹底的に操作を排除します。
   アポイント取りの電話でも、「いつも同じ声のトーン」で
   「感情を込めない」ように行います。また、一度電話を
   して話したことがあったり、顧客に紹介してもらった見込
   み客でも、まるで初めての新規客のように話すようにします。

   そうすることによって、販売抵抗を減らすのです。

   少々、話がずれてしまいました。

   ここでいいたいことは、
   
   ●コーアクティブ・コーチングのスキルであっても、●
   ●人を動かす、言い換えれば、人を操作する技法が ●
   ●用いられていることです。           ●


  4)いくら「クライアントのため」といっても危険はある

   「人を操作する、っていっても、クライアントの可能性
   を広げたり、クライアントの目標達成のためだから、
    物を売りつけるのとは違うじゃないの!!」

   そういう声が聞こえてきそうです。

   うーーん。

   これにはやはり、私は「No」なんです。

   それでは、クライアントの本当の可能性を引き出すこと
   はできないんです。コーチの枠内でしか可能性を広げ
   られないんです。

   もちろん、スキルは効果的です。しかし、スキルが
   一人歩きしていったらどうでしょう。

   「挑戦のスキル」といって、どんどんノルマを上げる
   事に用いられかねません。

   「そんなことしないよ」と言われるかもしれません。
   でも、スキルには、相手を操作するという危険性が
   常に付きまといます。

   やはり、「コーチングの核心はコーアクティブ(協働的)
   にあり、本質は「考えない」にある」。

    ●●考えない●●シリーズで述べてきた、

   ●相手を「見る」「視る」「観る」「好奇心」●

   そして、●●●直感●●● が大事なんです。

  「直感」は影響力の武器の6つには入っていません。
  (もちろん、「天からのお告げ」となれば、「権威」を
   使うことになるので、論外の論外です。)

  この本はコーチが、自らのスキルの持つ危険性を知るうえで
  とても大事な本だと思います。

          本当にお勧めです。
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4414302692/mycoach-22

  最初で問題提起した、「高確率セールスの「徹底的正直さ」は
  やはり、机上の空論なんでしょうか?」については、コーチング
  から話題がずれますので、「週刊 宇都出マガジン」で私の考え
  を述べさせてもらいます。購読いただければ幸いです。
  http://www.mag2.com/m/0000098596.htm

  ■■■コーチングと読書(続き)■■■

  前号で、情報収集的読書とコーチング的読書ということで、
  フォトリーディングを批判的に取り上げました。

  すると、私が速読業界で最も注目している
  SRR速読教室(http://www.office-srr.com/)代表の寺田正嗣氏が
  配信しているメールマガジン『0からの速読術』で、
  http://www.office-srr.com/kouza/MeruMaga.htm
  フォトリーディングが勧められていました。

  速読に興味のある方は最新のバックナンバーを読んで見てください。
  http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000059111

  寺田氏は、「フォトリーディングは「速読」ではありません。という
  か「速読」と呼べる範疇におさまるものではありません。もっと広い、
  大きな意味での「実践的読書術」です。」と書かれているんですが、
  これには私も全く同感です。
 
  私もフォトリーディングの本を読み、通信講座もして、その有効性は
  認めていました。でも2日半で10万円以上もする講座への参加は躊躇
  していました。

  ところが、寺田氏曰く、

  「(玉城氏は)加速学習の実践家であり、NLPの達人ですから、
   あの本+無料ビデオで「ほぼ」身につけていましたが、それでも
   講座を受けて「目から鱗」だったそうです)。」

  と書いてあるのを読んで、講座に行く気になりました。
  (これは「権威」という影響力の武器ですね)

  自分の書いたことに「一貫性」を保てなかったので、紹介しました。

  http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000059111

  ■■■読者からのメール■■■
  
  かなり年末年始の間にメールをいただきましたが、今号は長く
  なったので、次号以降に回させていただきます。

  ■■■その他のメルマガのご案内■■■
  「週刊 宇都出マガジン」というメルマガも発行しています。
  私が出会った本や人など日々の気づきや発見を紹介します。
  ご興味ある方は登録ください。
  http://www.mag2.com/m/0000098596.htm

  コーチングと関連のあるテーマもよく取り上げています。
  バックナンバーは http://www.utsude.com まで。

  「1ヶ月でCFP(R)6科目の一発合格を目指す!」という
  試験実況中継メルマガも発行しています。
  試験は終わり、本当に1ヶ月でCFP6科目に一発合格を果たしました! 
  現在も速読、記憶法などの試験勉強法の紹介をはじめ、各種資格試験
  に役立つ勉強法を発信しています。
 
  フィナンシャルプランナーにご興味のある方、速読など
  試験勉強法に関心のある方は登録ください。
   http://www.mag2.com/m/0000098623.htm

  ■■■最後に■■■

  今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

  今年最初の「考えない」はいかがだったでしょうか?

  「考えない」というわりには、理屈が多いかもしれません。
  また、どちらかというとプロコーチ向けかもしれません。

  ぜひ、みなさんの感想を聞かせてください!

  心の奥の奥から、メールをお待ちしています。

  ご意見、感想、希望、批判、賞賛、罵倒、激励なんでも結構です。

  ぜひメールをお寄せください。

  utsude@hotmail.com まで、よろしくお願いします。

  「影響力の武器」。期待以上の本でした。私も「考えない」の
  一貫性の罠に引っかかっているかもしれません。

  今年もよろしくお願いします。

  追伸
 
  今日、NLPの仲間から勧められた映画「デーブ」を観ました。
  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00007HS89/mycoach-22

  とてもいい映画でした。これはコーアクティブ・コーチングの自分らしさ、
  NLPのニューロロジカルレベルについて考えさせられる映画です。

  「ニューロロジカルレベルでは、各個人の個性はどこに位置するか?」
  NLPを学ばれている方で、これに対する意見をお持ちの方はぜひ、
  utsude@hotmail.comまで、ご意見をお寄せください。

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  このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/
  利用して発行しています。
  ■コーチングの本質・あなたは考えてはいけません! 第12号
  ■発行者:宇都出雅巳 utsude@hotmail.com
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