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あなたのコーチ・マサの日常生活的気づき・発見マガジン
「週刊 宇都出マガジン」
第91号(読者数 1286人)
「目の前の人がちゃんと"人"と見えているか?」(加藤雅則)
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「今、死んでないもんね。」
このメルマガを書いている私も、このメルマガを読んでいるあなたも、
「今、死んでないもんね。」
いきなりですが、この言葉は先日参加した講演会で、バースセラピストの
志村季世恵さんが言われていた言葉です。
(志村さんについては→ http://www.sonokaze.com/profile.html)
志村さんは妊産婦さんをはじめ、親子関係にトラブルを抱えている人、
知的な部分や身体に障害のある子どもを育てる母親、自閉症児、末期がんの
方などを対象に、心のケアをしておられます。
「いのちのバトン」(岩崎書店)という素晴らしい本があり、セラピスト
としての体験を書かれています。
「今、死んでないもんね。」
詳しくは覚えていませんが、いろいろと現在や将来のことを悩んだりした
ときに、まずは自分が生きていることを確認し、そのことについての感謝
から始めようという文脈で出てきた言葉でした。
当たり前のことですが、"今生きている"ことは確かですよね。
このメルマガでも、ぼちぼちと書いていますが、まずはこの事実から始めて
いきたいと思っています。
今、生きている自分を感じています。
そして、同じように生きている私以外の人と、今生きているというその一点
で、"つながり"を感じています。
また、すでに亡くなった人々、これから生まれてくる人々とも、生きた・生
きるという一点で"つながり”を感じています。
講演のなかで、志村さんが、「おはよう」とか「おやすみなさい」という挨拶
の重みを語られていました。末期がんの人と接している志村さんにとって、
その挨拶は生死と密接に関わっています。
「おやすみなさい」といった相手と明日は生きて会えないかもしれない。
「おはよう」といって、生きて、また会えたことを喜ぶ。
このことに思いを馳せるとき、挨拶の重みを改めて感じぜざるをえません。
(少し、"田坂広志"節が入ってしまいました。。(笑))
http://www.hiroshitasaka.jp/
こうやって、またメルマガを書いて、読者のあなたに読んでもらえることに
感謝です。
それでは今週号の内容です。
1)今週の言葉:「目の前の人がちゃんと"人"と見えているか?」
2)今週の本:「NLP−強いリーダーはチームの無意識を動かす」
http://utsude.jugem.cc/?day=20041028
3)今月・来月のワークショップ: 今年最後は名古屋でのワークショップ
■□今週の言葉:「目の前の人がちゃんと"人"と見えているか?」■□
この言葉は、冒頭に紹介した志村さんと一緒に講演をされた加藤雅則さ
んの話から取りました。
加藤さんは私が学んでいるコーアクティブ・コーチングを伝えている方
です。(加藤さんについて→ http://www.sonokaze.com/profile.html)
「目の前の人がちゃんと"人"と見えているか?」
加藤さんは他人を責めたりしているとき、自分自身の状態をチェックす
るためにこういった問いかけをされるそうです。
誰かを責めたりしているとき、どこかで相手を"モノ”や"道具”として
見ているあなたはいませんか?
自分の思うどおりにコントロール・操作しようとしていませんか?
本当に自分と同じような"人"として見ているでしょうか?
「そんなの当たり前でしょ」 というあなた。
よーく相手のことを思ってみてください。その人が生まれたときのこと。
いろいろな体験をしながら、今ここに至っていること。その過程でその人
が体験してきた喜び・悲しみ・怒り・苦しみ。そして、これから体験して
いく未来のこと。さらには、いつか死んでいくこと。
そんな思いで相手をみると、
その人の着ている服や持ち物、お金、乗っている車や住んでいる家、顔カ
タチなどが透明になってきたり、どうでもよくなってきたかもしれません。
その人の気に障る行動や癖なども、どうでもよくなってきたかもしれませ
ん。
その人の持つ能力、才能、仕事ができるできない、なにかが上手い・下手
などはどうでもよくなってきたかもしれません。
さらには、その人の主義・主張、考え方などもどうでもよくなってきたか
もしれません。
そして、最後には、ただその"人"そのものを見ているのではないしょうか。
これは、NLP(神経言語プログラミング)のモデルであるニューロロジ
カルレベルの、環境→行動→能力・認識→信念・価値にしたがって、解説
したものです。
(→ http://www.nlcoach.com/Dilts_NLP/Neuro_Logical_Level.htm)
、わたしたちは、ついつい自分たちの目に見える姿、モノ、行動、才能、能
力、信念などに気をとられがちです。
でも、その奥には、確かにその人自身がいるんです。
志村さんと加藤さんの話のなかで、
●素の自分●
という表現が何度も出てきました。
「○○を持つ自分」でもなく、「○○をする自分」でもなく、
「○○ができる自分」でもなく、「○○にこだわる自分」でもない
●素の自分●
10年以上前、加藤さんは志村さんに何度も何度も「自分に向いた仕事が
何か?」聴いていたそうです。
それに対して、志村さんは、
「そのままのあなたでいいよ」
「"加藤雅則"があなたの天職」
と答えられていたそうです。
●「そのままのあなたでいいよ」●
よく聴く言葉ですよね。
ただ、私はなんとなく現状維持を容認するような甘やかしの言葉に思えて、
これまでしっくりきていませんでした。
しかし、今回の志村さんや加藤さんのお話を聴くなかで、しっくりと腑に
おちてきました。これは、
●「そ(素)のままのあなたでいいよ」●
という言葉なんだと思えたからです。
その人の「素の自分」を、ただ見て、承認する言葉なんだと思えたんです。
こういった関わり方は、実は一昨日に行ったNLコーチング研究会のテーマ
ともろに重なります。(NLコーチング→ http://www.nlcoach.com)
それは、先ほど触れたニューロロジカルレベルでいうと、環境・行動・能力・
信念の奥にある「自己認識(アイデンティティ)」レベルに働きかける
スポンサーシップという関わり方そのものなんです。
「自己認識? スポンサーシップ?」とちんぷんかんぶんなあなたがいるかも
しれませんね。
ああだろうか? こうだろうかと考える前に、あなた自身の「素の自分」を
意識してみてください。
「○○を持つ自分」でもなく、「○○をする自分」でもなく、
「○○ができる自分」でもなく、「○○にこだわる自分」でもない
●素の自分● です。
ただの”宇都出雅巳”であり、"加藤雅則”であり、あなた”○○○○○”です。
今生きているあなたの存在そのものです。
あなたの性格、一般に”個性”といわれるものとも違います。
これについては、先日参加した、エニアグラムのワークショップからいろいろと
気づくことがありました。
(エニアグラムとは? → http://www.enneagram.ne.jp/)
エニアグラムとは人間の9つのタイプに分けて考えるものですが、このエニアグ
ラムに「それぞれのタイプに成長レベルがある」という考えをもちこんだリソ・
ハドソンの話を聞くなかで、単なる人間のタイプ分けではなく、そのタイプの奥
にある人の本質について考えさせられました。
(リソ&ハドソン→ http://www.enneagram-japan.com/don&russ.html)
これについては、また機会を改めて紹介したいと思います。
ここでは、性格も、「素の自分」ではなく、性格の奥に「素の自分」があり、
性格によって覆い隠されているものと理解しておいてください。
こんな「素の自分」なんて、普段の生活では意識したことがないかもしれません。
でも確かに存在すると思いませんか?
その「素の自分」に「そ(素)のままでいいよ」と声をかけてあげてください。
また、あなたの周りにいる人にも、その人の「素の自分」を見て、聴いて、感じて、
「そ(素)のままでいいよ」という思いでかかわってみてください。
それは現状容認でもなく、甘やかしでもありません。逆に、「素の自分」が見てい
るからこそ、相手にちゃんとかかわろうとする可能性があります。
加藤さんと志村さんの講演会のタイトルは、
「このままでいいの?」
一見、「そ(素)のままでいいよ」というメッセージと矛盾するようですが、「素
の自分」が見えているからこそ、出てくる言葉です。「そ(素)のままの自分」を
見て、しっかりと受け止めたうえで出てくる言葉です。
私が学んでいるコーアクティブ・コーチングでは、クライアントに対して、
「あなたって、こんなもんじゃないでしょ!」
というメッセージを出すことがあります。その人がもっている可能性・輝きが見え
ているからこそ出てくる言葉です。言い換えれば、「素の自分」が見えているから
こそ出てくる言葉です。
まず大事なのは、「そ(素)のままでいいよ」です。
あなたは周りの人や自分自身に対して、
「このままでいいの?」
と繰り返し言っているかもしれませんが、まずは、
「そ(素)のままでいいよ」
です。
加藤さんと志村さんは、この「そ(素)のままでいい」という受容を基盤にして、
自分というものを確信していくプロセスを「自分感覚の再生ステップ−絶対感覚を
つかむ」として提唱されています。
受容 → 願い → 自己確信 → 絶対感覚
詳しくはこちら→ http://www.sonokaze.com/workshop.html
この再生ステップというか、個人の成長プロセスは、ニューロロジカルレベルと
組み合わせると、とても面白いなあと個人的には思っています。
つらつらと語ってきましたが、いかがだったでしょうか?
ここで一つ質問です。
「目の前の人がちゃんと"人"と見えていますか?」
いかがでしょう? "人”という言葉の意味が少しはつかめてきたのではないでしょ
うか?
そして、同時に、あなたの周りの人を"人”として見始めている自分に気づいている
かもしれません。
そして何よりも、あなた自身を"人”として見始めていませんか?
ご感想、ご意見、ご質問はmasa@utsude.com
までお寄せください。
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http://utsude.jugem.cc/?day=20041028
ここ最近、NLPが確実に知名度を上げていることを感じます。そして、また新しい
本が出版されました。
著者はテレビでもよく見かける石井裕之さん。
本についての感想は、ブログに書いたので読んでみてください。
→ http://utsude.jugem.cc/?day=20041028
そこでも書いていますが、とても不思議な本です。最近よくある心理学を使った
テクニック本とは違います。
とてもシンプルでパワフルなテクニックを紹介しながら、本の最後のメッセージは、
「スタッフを本気で愛せばテクニックなんかいらない」
先ほど話してきた「素の自分」とも関連してきます。
ここ最近の心理テクニックの流行は、一見柔らかいですが、その本質は昔の指示・
命令で行っていた「人をコントロールしよう・操作しよう」と全く変わらないよう
に思えます。
「心」といいながら、実際はまるで「モノ」のように扱う"心"理テクニックです。
これまでのコントロール手法よりも、タチが悪く、相手の「素の自分」から遠ざか
っているような気がします。
著者の石井さんがどういう意図で書かれているのかわかりませんが、単なるテクニ
ック本でもなく、精神論を書いた本でもない不思議な本です。
お勧めです。→ http://utsude.jugem.cc/?day=20041028
■□■□■□今月・来月のワークショップ・研究会■□■□■□
お問い合わせ、お申込みは、masa@utsude.com
までお気軽に!
●NL-Coaching研究会 浜松町 12月11日(土)午前10時から
http://www.nlcoach.com
11月23日の研究会はすでに定員一杯になりました。
6月から"From
Coach to
Awakener"をネタ元に研究してきましたが、
それも12月でいったん一区切りです。全体を振り返る内容になると
思います。参加希望の方はお早めに申し込みください。
●コーチング入門 六本木ヒルズ 12月12日(日)午前10時から
http://www.academyhills.com/school/arteli.html
こちらも11月7日の講座はすでに定員一杯です。今年最後の講座
なので、参加希望の方はお早めに申し込んでください。
●インプロ・コーチング研究会 青山
11月26日(金)午後7時から
11月10日・17日に行う「絹川友梨さんによるコーチのためのインプロ
ワークショップ」はすでに定員一杯になりました。
9月から毎月行っている研究会は、まだ定員に若干余裕があるので、
ご興味のある方はお申込みください。
●1日コーチングワークショップ 名古屋 12月19日(日)
ほぼ1年ぶりに名古屋でセミナーを行います。今年最後のセミナー
になるので、この1年でNLコーチング研究会やインプロコーチング
研究会で探求してきた成果も盛り込んでいこうと思っています。
名古屋近辺の方、ぜひお越しください。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
もう2004年も終わりに近づいてきましたね。来年はどんな年にしますか?
そんなあなたに、お勧めの講座です。私のNLP勉強仲間であり、とて
もすばらしい占星学家の黒澤美姫さんが、星からみたあなたの2005年を
伝えてくれます。
●宇宙のリズムがあなたを幸運に導く
〜西洋占星学から見たあなたの2005年〜】
六本木ヒルズ 12月5日(日)10時〜12時 3000円
http://www.academyhills.com/school/arteli.html
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
いかがだったでしょうか? どこまでメルマガで伝わったかわかりませんが、
少しでも「素の自分」を感じてもらえればうれしいです。
ワークショップや勉強会で読者の方とお会いしてお話すると、「そういう
ことだったんですね!」と、納得されることがとても多いです。
ウラを返せば、メルマガではあまり伝わっていないんですよね。
といっても、全国各地でワークショップや勉強会を開くわけにもいかず、
試験勉強のほうは、セミナーをビデオに撮ってDVDで販売し始めました。
ライブではないので、伝わらない部分もあると思いますが、少しは伝わり
やすいようなので、この「宇都出マガジン」の内容なども、話している
ところをビデオに撮ってホームページで公開しようかなあとも思っています。
最後の最後に、今回の"人"ということで、もう一つ言葉を紹介します。
●「"人間関係"よりも"人"を大事にしよう」●
私のNLP勉強仲間で、各種のワークショップを行っているワークショップ
ランドの龍玄さんの言葉です。これについて書き出すと、また長くなるので
次の機会に。
ご感想、ご質問などは、masa@utsude.ocom まで。
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■発行者:宇都出雅巳 masa@utsude.com
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