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あなたのコーチ・マサの日常生活的気づき・発見マガジン
「週刊 宇都出マガジン」
第86号(読者数 1262人)
「悪の陳腐さ」(アーレント)
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「過去問やテキストに読まされるのではない。あなたが読むのです」
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詳しくは→ http://www.utsude.com/Kosoku_Tairyo/Kosoku_Tairyo.htm
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大変ご無沙汰してしまいました。前号配信から20日間も過ぎてしまいま
した。
1週間前には、ほとんど書き上げていたんですが・・・・
ということで、少し時期はずしぎみのオリンピックの話題からスタートで
す。
オリンピックもとうとう終わりましたね。
日本はメダルラッシュで、かなり盛り上がったのではないでしょうか。
あまりに盛り上がりすぎて、今、"燃え尽き症候群"の方もいるかも?
なかには、北京オリンピックを目指して、何か始められた方もいるのでは?
かくいう私も、1992年のバルセロナオリンピックの直後、オリンピッ
クに出るぞ!とばかりに、ボーリング教室に通い始めことがありました。
そのころ確か、ボーリングが公開競技になるという話があったんです。
また、前回のシドニーオリンピックの後には、体力がなくても出られそう
ということで、射撃競技を狙って、「銃所持マニュアル」なるものを買い
ましたが、とても大変そうなので断念した覚えがあります。
今回はさすがに、オリンピックをこれから目指そう! という気にはなっ
ていませんが、観客として観にいこうという気にはなっています。
よく考えれば、これまで、観客として観にいこうと思ったことはありま
せんでした。どこかで、「自分は選手として参加するんだ」なんて本気で
思っていたのかもしれません。
読者のあなたはいかがでしょう?
それでは、今週号の内容です。
1)今週の言葉:「悪の陳腐さ」(アーレント)
2)今週のテレビドラマ:「人間の証明」(フジテレビ)
http://www.fujitv.co.jp/ningen/trailer/index.html
3)今月・来月のワークショップ:宇都出マガジンは10月6日と8日です
4)読者プレゼント:二代目経営者の方へ・セミナーご招待券プレゼント
□■□■□■今週の言葉:「悪の陳腐さ」(アーレント)□■□■□■
今週も、前号で取り上げた「「不自由論--「何でも自己決定」の限界」
http://utsude.jugem.cc/?day=20040910
から考えたことです。
1)無神経な自分・人を傷つける自分
そのきっかけは、私がメルマガ発行でおかした「悪」からでした。
私はコーチングメルマガを発行していますが、ここ数号のメルマガで、
無神経にも人を傷つけるような言葉を使いました。
コーチング仲間でもある読者から、厳しい指摘をもらって、ようやく
自分の犯した悪に気づかされました。
具体的には、「ストーカー」という言葉を使い、コーチングを学ぶため
に、数分でいいので見知らぬ人の後を付けるように指示したんです。
その非常識さや、ストーカーでとても傷ついた体験をされている人が
いることをわかっていながら、3000人の読者に向かって書きました。
そして、1回だけでなく、3回にもわたって書きました。
自分としては、コーチングにおける「後に付いて行く」感覚を簡単に気
づいてもらえる方法として、いい気になっていました。
コーチング仲間からのメールを読んだとき、初めて、自分の無神経さに
きづかされました。 恥ずかしいです。
ふと、10年ほど前、立て続けにいろいろな人から、「あなたは人を傷つ
けますね」といわれたことを思い出しました。
「悪」気はないんですが、結果的に人を傷つけている。 一番始末におえ
ないかもしれません。
2)「悪」は日常的な「陳腐さ」の中にある
私自身、傲慢かもしれませんが、自分を「悪人」だとは思っていません。
ただ、今回のような無神経さを持っているのは事実です。
今週の言葉として掲げた
●悪の陳腐さ●
「不自由論」のなかで、アーレントの著書である、
「イェルサレムのアイヒマン―悪の陳腐さについての報告」(みすず書房)
http://utsude.jugem.cc/?day=20040910
が紹介されています。
この本は、アウシュビッツ収容所での毒ガスによるユダヤ人殺害の責任者
アドルフ・アイヒマンの記録です。
アイヒマンの「裁判」を傍聴したアーレントは、「悪」の化身と想像され
ていたアイヒマンが、「異常者」には見えず、どこにでもいる平凡な役人
でしかなかったことに驚きます。
そして、アーレントは、「悪」というのは、日常的な「陳腐さ」の中で、
自分で考える能力を喪失していくことだと考えました。
「ストーカー」という言葉を日常でたくさん見て、自分自身もそれを使う
なかで、どこか感覚が鈍り、その言葉や行為からどれだけの苦しみを人が
得てきたのか、関心がなくなっていたのだと思います。
3)自分が人を殺すかもしれない。何をするかわからない
「悪の陳腐さ」ということで、自分がしたことの言い訳をしようというわ
けではもちろんありません。
というより、こんなふうに、自分が日常の陳腐さのなかで、感覚を鈍らせ、
他人への関心をなくして、とんでもないことを行う可能性があることに
改めて気づかされました。
戦闘シーンや、人が殺されるシーンをたくさん見て、すでに鈍感になって
いないだろうか?
そこにおける痛みや苦しみを感じず、人への関心をなくしているのではな
いか?
そして、その「陳腐さ」の中で、自分が何をするかわからない。。。。
少し話が飛びますが、昔から日本の戦前の歴史に惹かれていました。
特に、昭和初期です。学校でもちゃんと教えられることなく、向き合わな
い部分です。
幕末や明治、日清・日露までは喜んで向き合うけれども、暗くて、どろど
ろで、なかなか向きあいたくない時代です。
でも、自分はそこに、なぜか惹かれていました。
右翼、左翼、政治家、軍部、財閥、運動家、テロリスト。。。そして一般
の人も。。。。
いろいろな人がいました。
今から振り返れば、「なぜあんなバカなことをしたんだろう?」と振り返
られる人たちです。
でも、あの時代のなか、閉塞したなかで、その人たちはその人たちなりに
一所懸命生きていたんだと思います。
もし、自分があの時代に生まれていたら何をしていただろうか? 何をや
っていただろうか?
もしかして、極右、極左の活動家になっていたかもしれません。
軍人をめざしていたかも。。 もしかしてテロリストになっていた可能性
も否定できません。
また、徴兵されて中国戦線に行って、中国の人に対する虐殺に手を染めて
いたかもしれません。
何が言いたいかというと。。。。
どの人も他人事に思えないんです。
もし自分があの時代に生きていたら。。。。。清く正しく美しく生きてい
た自信は全くありません。
時代の流れに流され、知らぬ間に今から考えれば恐ろしいことをしていた
可能性は十分にあります。
4) それでも自分と生きていく。
こんなわけで、どこか自分のことを「信頼」していませんでした。
そして今も、「自分が何をするかわからない」ということでは全く自分を
「信頼」していません。
ただ、最近変わったことがあります。
たとえ、自分が何かしたとしても、例えば人を殺したとしても、「それで
も自分は自分と生きていく」ということでは、自分を「信頼」するように
なったことです。
人は本来的に善であるとか、愛であるとか、人は分かり合えるとか、そん
なことはわかりませんし、信じてもいません。
ただ、自分は生きているし、これからも生きていく。どんなことをしても、
どんな人間だったとしても、自分は自分と生きていく。
また、自分と同じように、他の人も生きているし、これからも生きていく
でしょう。そして、どんなことをしても、どんな人間だったとしても、
その人はその人と生きていくでしょう。
このことは信じています。
そして、自分は、他の人の「自分と生きていこうという自分」の存在は
信じられます。
「こいつ、何いっているんだ?」と思っている読者の方がいるかもしれ
ません。
今月1日の大阪での月刊 宇都出マガジンの最後に、この話をしたら、
「全く腑に落ちない」と参加者の人から言われました。
わかりやすく伝えているとは思いませんが、自分にとって大きな変化
なので、書かせてもらいました。
ご感想、ご意見、ご質問などは、masa@utsude.com
まで。
サーバーダウンでお騒がせしましたが、メールアドレスも通常どおり
送受信できるようになっています。
■□■□■□今週のテレビドラマ:「人間の証明」■□■□■□
http://www.fujitv.co.jp/ningen/trailer/index.html
森村誠一原作の「人間の証明」。 松田優作主演で映画化されたり、
ドラマ化も行われてきています。
今回はフジテレビが竹之内豊主演で製作し、昨晩が最終回でした。
ご覧になっていた読者も多かったのでは?
私は「人間の証明」の原作も、これまで作られた映画もドラマも
見たことがなく、初めての「人間の証明」でした。
確か第4話あたりから見始めましたが、豪華な脇役陣の演技もよく、
ぐいぐいと引き込まれ、最終回まで見つづけてました。
いやいや、なかなか見ごたえのあるドラマでした。
ご覧になっていたあなたはどんな感想だったでしょう?
昨日、最終回を見ていて、上で書いた私のテーマと少し重なる気が
したので、取り上げています。
2人の主人公、竹之内豊演じる刑事と、松坂慶子演じる犯人は、
子どものころに同じような経験をしています。
他人に裏切られた体験です。
他人に気を許せなくなり、自分を閉じて、自らを一所懸命守ろうと
する。
竹之内豊演じる刑事は、このことを「自分しか信じられなくなっ
た」と表現しています。
●自分を信じる・他人を信じる●
よく使いますが、これって「何を」信じることを言うんでしょう?
あなたは、自分を信じていますか? もし信じているとしたら、
何を信じていますか?
また、あなたは他人を信じていますか? もし信じているとしたら、
他人の何を信じていますか?
自分に問い掛けてみてください。
「人間の証明」。いろいろと考えさせられるドラマでした。
【追伸】
最終回で一つ、気になったことがあります、緒方拳さんが、竹之内
豊の上司の刑事役で出ていました。
最終回の最後のほうのシーンで、彼が同じく刑事役の大杉漣と飲み
屋で酒を呑みながら話しているシーンがあります。
そのシーンで緒方拳演じる刑事に、今回の事件を振り返って、
「日本人の心が失われたのかなあ。。」と言わせています。
「人間の証明」はタイトルのとおり、日本人がどうのこうのではな
く、もっと普遍的な「人間」について扱ったものだと思っていたの
で、このセリフについては、理解できませんでした。
せっかくのドラマがあのセリフで台無しになったような気さえしま
した。
脚本家や監督はどんな気持ちであのセリフを言わせたんだろう?
興味のあるところです。
■□■□■□今月・来月のセミナー・ワークショップ■□■□■□
メルマガの発行頻度の割りには、「月刊 宇都出マガジン」の頻度が
増えています。
8月18日に東京、2週間後の9月1日には大阪、そして昨日の9日
には東京、という具合に、「週刊 宇都出マガジン」よりも多くなっ
てしまいました。
いやいや。。。です。
1日の大阪は12名の方に参加してもらいました。これだけの人数
だと、質問に一つ一つ答えるというカタチにはなかなかならず、
ワークショップっぽく、コーチングのエクササイズなども行いました。
一方、昨日の東京は告知をほとんどしていなかったこともあって、
参加者は3名でした。こちらも、大阪の大人数とはまた違って、よか
ったです。3時間、休憩なしでしゃべりまくらせてもらいました。
話すなかで、最近気づいたことがいろいろと整理されてよかったです。
また、メルマガ上でも報告しますね。
それでは、今月、来月のワークショップの案内です。
毎度変わらぬ内容ですが、もしご都合が合えばお越しください。
●「月刊 宇都出マガジン」
今月はすでに東京・大阪とも終わりました。
来月10月も東京、大阪で行います。
●東京 10月6日(水)午後7時から午後9時半
北区・王子の北とぴあ
http://www.kitabunka.or.jp/data/sisetu/map/map001.htm
●大阪 10月8日(金)午後7時から午後9時半
大阪駅近くの会議室の予定です。
参加希望の方は、
お名前 住所 電話番号 メールアドレス取り上げてほしいテーマ
をお書きのうえ、masa@utsude.com
までお申込みください。
参加費3000円(事前振込みは2500円)です。
●「超簡単コーチング入門」9月18日(土)午後6時〜8時
東京・六本木ヒルズ・アーテリジェントスクール
六本木ヒルズのとてもきれいな会場なので、遊びがてらいらしてください。
参加費は3000円です。
お申込みはこちらから↓ 9月18日で検索して申し込んでください。
http://www.academyhills.com/school/arteli.html
10月は9日(土)で同じく午後6時からです。こちらもお申込みは
こちら→ http://www.academyhills.com/school/arteli.html
10月9日で検索して申し込んでください。
●「自分マーケティング入門」9月25日(土)午後2時半〜4時半
同じく六本木ヒルズでの講座です。
コーチングとマーケティングを組み合わせて、自分らしさをさぐり、
それを仕事に生かしていく講座です。
(私は、アメリカのニューヨーク大学のビジネススクールをマーケティング
専攻で卒業したMBAでもあるんです。)
お申込みはこちらから↓ 9月25日で検索して申し込んでください。
http://www.academyhills.com/school/arteli.html
10月は10日(日)の午後5時からです。
お申込みは同じくこちらから↓ 10月10日で検索してください。
http://www.academyhills.com/school/arteli.html
参加費3000円と教材費1500円です。
●NLーCoaching 9月23日(木)午前10時〜 東京・王子
今年1月からスタートしたNLP(神経言語プログラミング)によって、
コーチングを基礎付け、体系付けしようという試みです。
5月からは、NLPの権威・ロバート ディルツさんがコーチングについて
書いた本・"From
Coach to
Awakener"をネタに毎月「研究会」を行って
います。
今回は「信念・価値観」がテーマです。ディルツさんが最も得意とする
分野であり、とてもパワフルな愛用になると思います。
NLP、コーチング、ベテランの方、初心者の方、どなたでも歓迎です。
いろいろな人がいるところが、この研究会の面白いところです。
詳しくはこちらまで→ http://www.nlcoach.com
■□■□読者プレゼント:二代目経営者の方へ・セミナーご招待券■□■□
私のNLP(神経言語プログラミング)の先輩である武井一喜さんのご協力
によるプレゼントのご案内です。
武井さんは自らの社長経験を生かして、経営者向けのセミナーを精力的に行
われています。今回は二代目経営者に焦点を当てたセミナーを行われ、その
招待券をプレゼントいただけるということです。
先着なので早い者勝ちですよ!!
【二代目の成功法則〜起業家精神を超えて】
先着2名の皆様に、9月18日(土)開催、六本木ヒルズ
アーテリジェントスクールの、【二代目の成功法則〜起業家精神を超えて】
のご招待券(¥3,000相当)を差し上げます。
今回のワークショップでは、相手の【存在そのもの】から相手を力づけ、
意欲を高めるための方法をお伝えします。
無料ご招待券をご希望の方は、下記のアドレスまで、
メールにてお申し込みください。先着2名様に、
ご招待券を郵送させていただきます。
お名前、郵送先ご住所、メールアドレスをお忘れなくご記入ください。
お申し込み先: info@wellspring.co.jp
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は少々重いテーマでしたが、いかがだったでしょう?
そういえば、以前、「死」に関するテーマが続いて、読者からご心配のメー
ルをもらったことを思い出しました。
私は元気に生きておりますので、ご心配なく。
ご感想、ご質問などは、masa@utsude.ocom まで。
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『melma』 http://www.melma.com/を利用して発行しています。
■週刊 宇都出マガジン 第86号
■発行者:宇都出雅巳 masa@utsude.com
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