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あなたのコーチ・マサの日常生活的気づき・発見マガジン
「週刊 宇都出マガジン」 第85号(読者数 1238人)
「アウシュビッツの後で詩を書くのは野蛮である」(アドルノ)
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「他人の金メダルよりも、自分自身の試験合格のほうが面白いですよ」
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オリンピック真っ盛りですが、ご覧になっていますか?
前号で紹介した女子バレーをはじめ、期待が高かった団体競技で苦戦が
見られていますね。 男子体操の金メダルにはびっくりしましたが。。
私が一番感動したのは、銀メダルを取った女子柔道の横澤さんの準決勝の
試合でした。
試合終了直前で逆転の一本勝ちをした試合です。
最後まで本当に諦めずに集中して向かっていく姿は、とてもグッときまし
た。 あの姿、あの感覚を覚えておけば、最後まで諦めないことができそ
うです。
オリンピックのテレビ観戦をして他人の金メダルに一喜一憂するよりも、
テレビを見る時間を惜しんで自分自身の仕事や人生での金メダル獲得に邁
進したほうがいいかもしれません。
確かに他人事としてみてしまえばそれだけですが、もし自分と重ね合わせ
て見たときにいろいろなヒントが見えてきます。
4年に1回しかないオリンピックかもしれませんが、私やあなたを含め、
われわれの人生は、無限の時間のなかでほんの一瞬だけ与えられたもので
す。
そんなに貴重なこの人生、毎日、今のこの瞬間を大事に味わっていきたい
と思いませんか。。
それでは、今週号の内容です。
1)今週の本:「「不自由論--「何でも自己決定」の限界」(仲正昌樹著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480061320/mycoach-22
2)読者のみなさんにお願い:まぐまぐBookアワード読者投票
http://cgi.mag2.com/cgi-bin/mag2books/vote.cgi?id=0000098596
3)今月のワークショップ:六本木ヒルズのコーチング入門は満員御礼です
4)来月のワークショップ:「月刊 宇都出マガジン」9月1日 大阪です
■今週の本:「「不自由論--「何でも自己決定」の限界」(仲正昌樹著)■
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480061320/mycoach-22
1)文明化に伴って暴力が増大していく
今週号の言葉として掲げた
●「アウシュビッツの後で詩を書くのは野蛮である」●
これは、ドイツの哲学者・美学者テオドール・アドルノの言葉だそうです。
「だそうです」というのは、この言葉を仲正昌樹さんの「不自由論」(ち
くま新書)で見つけて引用したからです。
アウシュビッツとは、言わずとしれた、ナチスによるアウシュビッツ収容所
でのユダヤ人の大虐殺を指しています。
●「アウシュビッツの後で詩を書くのは野蛮である」●
あなたはこの言葉を読んで、何を感じますか? アドルノは何を意味してい
たと思いますか?
「あんなに凄惨で痛ましいことが起こった後で、詩などを書く神経を持って
いる人がいたら、その人はよほど文明人としての常識に欠け、野蛮である」
こんな感想でしょうか?
「不自由論」の中で仲正さんはこの言葉を次のように解説しています。
「彼が言いたいのはむしろ、「美しい詩を書く」ことに象徴される、一見し
て「文明」化された振る舞いの"背後”に、実は「野蛮」が潜んでいたこ
とが「アウシュビッツ」を契機に明らかになった、ということである。」
文明化し、「人間性」を発展していくに伴って、「野蛮」が衰退するとい
うより、むしろ増大していきます。
野蛮な暴力を封じて文明化しようとすることによって、さらにもっと野蛮
な暴力を生み出し、それを封じようという努力から、さらにもっともっと
野蛮な暴力が生み出されていく。。。。
イラクで、国内の部族間の野蛮な争いをなくすために、より強力で野蛮な
暴力を使ったフセイン政権が登場する。そして、その野蛮な暴力に対して、
さらに強力で野蛮なアメリカの軍隊が登場する。。。。。
文明と野蛮は表裏一体のものなんです。
華やかなアテネオリンピックの開会式。きれいに着飾った各国の首脳や著
名人が集まりました。 それをテロから守る厳重な警備。
オリンピックの戦いとともに、イラクの内戦も激しさを増しています。
「本当の戦争がなくなって、オリンピックのようなスポーツの戦いだけに
なればいいのに。。。。」
そう思う人も多いでしょう。ただ、この二つの戦いは実は深くつながって
いるものなのかもしれません。
2)「人間性」とオリンピックの発祥の地・古代ギリシア
仲正さんは、さらにドイツ人の政治哲学者ハンナ・アーレントの論を引用
して「人間性」について迫っていきます。
実は、ヒューマニズム、人間性というのは、自然に人間に備わっているも
のではなく、人為的に作り出されたものなのです。
「アーレントは我々の「人間性」が、古代ギリシアの「ポリス」という
極めて限定的な環境の中で生じてきたと主張している」
古代ギリシアには、人々が純粋に他人に働きかけることができる環境があ
りました。
1)女性と奴隷の労働によって運営される「家」
これによって、人々が日常の経済的な心配から解放されて、個人の
利害を離れて、共同体にとっての共通の関心事について自由に討論
できる状況、そして物理的な時間ができました。
2)アテネの中心部にあった広場(アゴラ)
これによって、人が集まるための空間が提供され、自由に討論で
きる場所ができました。
オリンピックという純粋にスポーツで体力や技を競う場も、上のような環境
があって初めてできたのです。
それでは近代オリンピックはどうでしょう?
古代ギリシアの女性と奴隷の労働に代わって、支えているものはなんでしょ
う?
あれから2000年以上経った今、人間は文明化しているのでしょうか?
野蛮になっているんでしょうか? アドルノが言うように、文明化とともに
野蛮になっているんでしょうか?
どんどんと巨大化するオリンピック。4年後の北京の時、世界はどうなって
いるんでしょう?
ご感想、ご質問などは、masa@utsude.com までお寄せください。
■□■□読者のみなさんにお願い:まぐまぐBookアワード読者投票■□■□
http://cgi.mag2.com/cgi-bin/mag2books/vote.cgi?id=0000098596
読者のみなさんにお願いです。
このメルマガを配信している”まぐまぐ”の企画で、メルマガの出版をサポート
する「まぐまぐBooksアワード」が開かれています。
そのなかで、読者投票があり、8月6日から始まっています。私がうっかり告知
を忘れていて、ようやくみなさんにお伝えしています。
ところが、気がつけば、今日・8月20日が締め切りです。
もし、この「週刊 宇都出マガジン」が出版されたらいいなあ。。と万が一思わ
れていたら、下のページから投票してください。(先ほどみたら、3票入ってい
ました)
http://cgi.mag2.com/cgi-bin/mag2books/vote.cgi?id=0000098596
なお、私の他の2つのメルマガもエントリーしているんですが、お盆休みでメル
マガを発行しておらず、一度も告知をしないまま投票期間が終わります。
トホホ・・・です。こちらのほうもよろしく!
「コーチングの本質・あなたは考えてはいけません!」
http://cgi.mag2.com/cgi-bin/mag2books/vote.cgi?id=0000098610
「本当に1ヶ月でCFP(R)試験に一発合格した方法」
http://cgi.mag2.com/cgi-bin/mag2books/vote.cgi?id=0000098623
■□■□■□■□■□今月のセミナー・ワークショップ■□■□■□■□■□
気がつけば8月も後半ですね。 「月刊 宇都出マガジン」は一昨日に行い、
来週末の「超簡単コーチング入門」はすでに定員一杯になりました。
ということで、今月のワークショップで募集中なのは、次の「NL−Coaching」
だけです。
どこでも伝えられていないコーチングをお伝えします。ぜひご参加ください!
●NLーCoaching 8月29日(日) 午前10時〜 東京・王子
コーチングメルマガで、「NL−Coaching」をはじめたいきさ
つを説明しました。
→ http://www.utsude.com/mailmag_2/mm_2/mm2_075.htm
最初にお断りしておきますが、これは「研究会」です。
ワークショップではありません。こちらが伝えるメッセージを決めてい
るわけではなく、われわれが用意した材料をもとに、参加者も含めて
議論していきます。
派手な宣伝文句はいいませんが、中身のとても濃い研究会です。
コーチングをもっと本格的に学びたい人にはうってつけな会です。
といいつつも、コーチングの初心者にも、コーチングの本質を
簡単につかんでいただける会でもあります。本質を究めていくと、
とてもシンプルなんですよね。
シンプルだからといって簡単なわけではないんですが。。。。
コーチング初心者の人にも「わかりやすい!」といって、連続参加して
もらっています。
また、NLP(神経言語プログラミング)をかなり学んできた人でも、
満足してもらえると思います。
自分でいうのもなんですが、NLPのニューロロジカルレベルについて
これだけしつこくこだわっている人間もなかなかいないでしょう。
この複雑なモデルもすっきりと理解してもらえます。
詳しくはこちらまで→ http://www.nlcoach.com
■□■□■□■□■□来月のセミナー・ワークショップ■□■□■□■□■□
来月は1日に大阪で「月刊 宇都出マガジン」を開催します。いろいろと新し
いネタも仕込んでいるので、お近くの方はぜひご参加ください。
参加費は3000円(事前振込みは2500円)。コーチングから高速大量回
転法、速読、NLP(神経言語プログラミング)、さらには高確率セールスま
で。
しっかりと元は取ってもらえると思います。
●「月刊 宇都出マガジン」関西編 9月1日(水)午後7時から午後9時半
来月になりますが、ご紹介しておきます。 大阪では4回目の月刊
宇都出マガジンです。
今回は平日の夜になりました。会場はここ2回開催している大阪産業創造
館です。→ http://www.sansokan.jp/map/
お名前 住所 電話番号 メールアドレス取り上げてほしいテーマ
をお書きのうえ、masa@utsude.com までお申込みください。
東京でも、9月の開催は早めで、9日の木曜日です。
●「月刊 宇都出マガジン」 9月9日(木)午後7時から午後9時半
場所は、東京・北区 北とぴあ
http://www.kitabunka.or.jp/data/sisetu/map/map001.htm
(遠く感じられるかもしれませんが、JRのほか東京メトロもあって便利です)
参加費3000円(事前振込みは2500円)
お名前 住所 電話番号 メールアドレス取り上げてほしいテーマ
をお書きのうえ、masa@utsude.com までお申込みください。
8月は早々と定員一杯になった講座です。9月もやりますので、参加したい方は
お早めにお申込みください。
●「超簡単コーチング入門」9月18日(土)午後6時〜8時 東京・六本木
詳しい説明はしません。 キレイな会場。東京を見晴らす眺め。濃い内容。
お申込みはこちらから↓ 9月18日で検索して申し込んでください。
http://www.academyhills.com/school/arteli.html
同じく、東京の六本木ヒルズでの講座です。コーチングとマーケティングを組み
合わせたちょっと変わった内容です。
「もし、自分がブランドだとしたら?」 そんな視点で自分を探求してみませんか?
●「自分マーケティング入門」9月25日(土)午後2時半〜4時半
お申込みはこちらから↓ 9月25日で検索して申し込んでください。
http://www.academyhills.com/school/arteli.html
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
ここ最近、今週の本で取り上げたような、新書や選書で哲学系の本を読んで
います。
これまで、敬して遠ざけていた分野ですが、最近は取っ付きやすい入門書が
たくさん出ていることもあり、読み始めました。
読んでみると、たくさんの人がいろいろと考えてきたんだなあ、、とほんと
感心します。
オリンピックもいいですが、古代ギリシアに始まった哲学もいいですよ。
ご感想、ご質問などは、masa@utsude.ocom まで。
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『melma』 http://www.melma.com/を利用して発行しています。
■週刊 宇都出マガジン 第85号
■発行者:宇都出雅巳 masa@utsude.com
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