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あなたのコーチ・Masaの日常生活的気づき・発見マガジン
「週刊 宇都出マガジン」
第25号(読者数524)
「商品ではなく作品として考えたらどうだろう?」(田坂広志)
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急に春がやってきましたね。4月になったと同時に春がやってきた感じで
す。(埼玉県川口市の話です)。
先日お伝えしたとおり、私の誕生日は3月31日で、まさしく新たな出発
が始まったなあと感じております。(読者の方から”お誕生日おめでとう
メールをいただきました。ありがとうございます)。
それでは今週号の内容です。
1)今週のホームページ:「未来からの風」(田坂広志氏の個人サイト)
2)今週の本:「問題解決ファシリテーター」(堀 公俊著)
■■■■■■■今週のホームページ:「未来からの風」■■■■■■■
http://www.hiroshitasaka.jp/
今日、NLP(神経言語プログラミング)のロバート・ディルツさんの
著書「Visionary
Leadership Skills」を翻訳しているときに、ふと田坂
広志さんを思い出しました。
ディルツさんは、リーダー必要な能力の一つとして、組織における
信念・価値体系をマネジメントする力を挙げています。詳しくはここで
説明しませんが、とても面白い考え方です。
経営者の役割として、「ビジョンを語りつづける」ことが挙げられたり
しますが、それもこの力の一つだと思います。
田坂さんは、
「経営者が語るべき「言霊」とは何か」(東洋経済新報社刊)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/449255471/mycoach-22
などで、言葉をとても大事にされていたので、ふと思い出した
わけです。
そこで以前から知っていた田坂さんのホームページを訪れたんですが、
すぐに目に入ったのが、
●「個人ブランドが生まれる条件」●
http://www.hiroshitasaka.jp/taiwa/index.html
このメルマガで、トム・ピーターズの「ブランド人になれ!」を推薦
するなど、「個人のブランド化」は私の最近のもっとも大きな関心事
です。
今月から、「ブランド人になれ!」を実践するワークショップも企画中
です。(参加したい方は、masa@utsude.com
までメールをください)
そんな私にとっては、すぐに目に入ってくるタイトルでした。
これは、田坂さんのインターネットラジオの番組のタイトルの一つ
でした。
このホームページでは、数多くの番組を聴くことができます。とても
面白いテーマで、ブロードバンド回線の方は、ぜひチェックしてみて
ください。 http://www.hiroshitasaka.jp/
「個人ブランドが生まれる条件」は30分ほどの番組ですが、
とても興味深い内容でした。
ブランドというとあまりいい印象をお持ちでない読者もおられるかも
しれませんが、田坂さんはブランドに対していきなり本質を突く
いい発言をされています。
●ブランドはイメージ戦略の延長ではない●
●ブランドとは、もともと仕事に対する哲学であり、思想である●
「マーケティングに何ができるかとことん語ろう!」(日本実業出版社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4534035624/mycoach-22
を最近出版された阪本啓一さんのブランド論とも共通するものを
感じます。(http://www.palmtr.com/brand.html)
そして、「どうやったらブランドを作れるのか?」といった質問をすぐ
聞くのは愚であると、バッサリ切り捨てる。
●ブランドとは生み出すものではない、自然と生まれてくるもの●
と言う。
とはいっても、個人がブランドとなる条件として、田坂さんが提示した
のが、メルマガのタイトルにした
●商品ではなく作品として考えたらどうだろう?●
という視点でした。
自分の仕事で生み出す製品・サービスを商品ではなく、作品としてとら
えてみる。そこには、思想・哲学・こだわりが入ってくるはずである。
そして、
●自分自身が最高の作品●
他の番組で、野球のイチロー選手の話を出していましたが、まさしく、
イチローなどは、イチロー自身が最高の作品でしょう。
トム・ピーターズの「ブランド人になれ!」では、ブランド人をこう定義
しています。
●だれにも頼らず自分の力で生きていける人●
●ひとめで違いがわかる人●
●お客さんの期待を裏切らない人●
●人の心を癒す人●
●グッとくる人●
私は、いきなりこの定義に反することをやってしまいましたが、
立て直して、目指していきます。
前述したように、「ブランド人になれ!」を実践していくワークショップ
を企画中なので、参加したい方は、masa@utsude.com
までメールをお寄せ
ください。
■■■■今週の本:「問題解決ファシリテーター」(堀 公俊著)■■■■
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4492531580/mycoach-22
「ファシリテーター」という言葉を聞く機会が増えてきました。
コーチングメルマガで、「ファシリテーター型リーダーの時代」という本を
紹介したこともあります。
http://www.utsude.com/mailmag_2/mm_2/mm2_007.htm
今回の本の副題はズバリ、
「ファシリテーション能力」養成講座
私はコンサルタントとしてたくさんのプロジェクト会議を仕切ってきました。
現在はトレーナーとして、トレーニングやワークショップで、いわゆる
「ファシリテート」しています。
その私が読んで、とても網羅的にうまくまとめられた本だと思います。
この本では3つのスキルと2つの技法というカタチで、ファシリテーション
技術をまとめています。それと問題解決サイクルを組み合わせています。
3つのスキルと2つの技法について、簡単に紹介すると。。。。。
(同書29ページ〜30ページからの引用がほとんどです)
3つのスキルとは
1.プロセス・デザイン
2.プロセス・マネジメント
3.コンフリクト・マネジメント
2つの技法とは
?.ワークショップ技法(実はこれに引かれて、この本を買いました)
?.グラフィック技法
これではあまり分かりませんね。
1のプロセスデザインは、システム思考とMECE思考からなります。
システム思考とは問題解決のフレームワークを押さえていくこと。
フレームワークを構成する要素は
1.目的(ミッション)
2.アウトプットイメージ(ビジョン)
3.プロセス(目標・行動計画)
4.役割分担
5.行動規範(メンバー共通の価値観)
を挙げています。
MECE思考は、マッキンゼーなどのコンサルタントの思考方法に
関する本がたくさん出ているので、ご存知の方も多いでしょう。
●漏れなく、ダブりなく、検討する方法● です。
プロセス・デザインについては、なんとなく分かってもらえましたか?
次にプロセス・マネジメントです。これは、ロジカル・コミュニケーションと
論理の構造化から成ります。
ロジカル・コミュニケーションとは、つまり、論理的に話そう、ということ。
筆者は、「論理の3点セット」というカタチで、論理的であるための基本要素
を紹介しています。
1.事実(起点)
2.根拠(経路)
3.意見(終点)
ここから、ファシリテーターの役割が出てきます。
1.事実(起点)を共有化させる
2.根拠(経路)の乱れを正す
3.意見(終点)を明確にする
です。さらにそれぞれのために、細分化して、質問例があげられています。
「マネジメント・コーチング」という名前で、コーチング手法を企業の
会議に使う動きがありますが(http://www.managementcoach.net/ など)
このロジカルコミュニケーションのところとかなり重なると思います。
そして、論理の構造化。こちらは4つに分けられています。
1.意見をハッキリさせる(議論の先鋭化)
2.意見の固まりをつくる(議論の組織化)
3.意見のつながりをつくる(議論の体系化)
4.議論すべき論点を並べる(論点の設定)
オープン・クエスチョンや、クローズド・クエスチョンを使い分け、
ディシジョン・ツリーやマトリクス図で図解しながら、構造化していく
わけです。
たくさんの図を使って、説明しているので、本を見てもらえばすぐに
分かると思います。
さっと読んだときは、「あまりたいしたことがない本かな」と思って
いましたが、こうやって書いてみると、本当によくまとまっています。
そして、3つめのスキルのコンフリクト・マネジメント。
ここは3つのスキルのなかで、一番目新しいかもしれません。
これは、コンテクスト(文脈)の共有化とウィン・ウィン・アプローチ
から成ります。
このコンテクストの共有化は、私が昔から気になっていたポイントです。
これは、以前、このメルマガで紹介した北垣武文さんの「議論の階層構造」
ともつながると思います。(「議論の階層構造」については、
http://www.utsude.com/mailmag_1/mm_1/mm1_010.htm を参照)
コンテクストに対するものはコンテンツ(内容)。コンテンツはコンテクスト
の中で位置付けられ、はじめて意味のある情報になるのです。
コンテクストはなかなか見えにくいものなので、これが話し手と聞き手とで
違うことも多く、違ってもなかなか調整できないという難点があります。
ここからコンフリクトが生じるわけです。
コンテクストは次のような3つに分け、それぞれにコンフリクト解消の方法
が対応します。
1.目的→より高い目的から見る
2.視点→より広い視点から見る
3.立場→第3者の立場から見る
このあたりは、コーチングにおける質問ととても共通性があります。
人間も複数の自己から成っていると考えれば、その複数の自己間の対話を
ファシリテートするのがコーチングであるともいえます。
NLP(神経言語プログラム)の用語も使って、上の3つを考えると、
1.目的→メタアウトカム(それはあなたの人生にどんな意味がありますか?)
2.視点→俯瞰のスキル(今のあなたを空からみたら、どんな位置ですか?)
3.立場→バランスコーチング・ポジションチェンジ
次に、ウィン・ウィン・アプローチです。
ウィン・ウィンについては、コヴィー博士の「七つの習慣」で一般的にも
広く知られるようになりました。ご存知のかたも多いでしょう。
「相手も勝って、自分も勝つ」ことです。
このためのアプローチとして、
1.創造によるアプローチ
2.交換によるアプローチ
を挙げています。
また、ウィン・ルーズ型の次善の策として、
3.分配によるアプローチも挙げています
1の創造によるアプローチだけ、さらに詳しく紹介すると、このために
3つの要素が必要だと言われています。
1-本質を見極める力(互いの真の目的を見出す)
2-協調的な関係(互いの利益に向けての意欲を高める)
3-柔軟な思考(多面的な角度からアイデアを出す)
これを促すのがファシリテーターの役割というわけです。
かなり長くなってきたので、ワークショップ技法とグラフィック技法に
ついては、またの機会に。
■■■最後に■■■
このメルマガで以前、税理士の岡本吏郎さんを紹介しました。神田昌典さん
の顧客獲得実践会のパートナーコンサルタントであり、フォトリーディング
のインストラクターでもある方です。岡本さんも今回紹介した田坂広志さんの
著書を愛読されていると聞いていました。
田坂さんのインターネット・ラジオ「風の対話」第32回は、
●「無意識をマネジメントする方法」●
というタイトルで無意識の力について語られています。
この内容が、フォトリーディング集中講座で岡本さんが話されていた内容と
とてもだぶりました。おそらく、意識的か無意識的にはネタ元になっている
と思います。
フォトリーディングでは無意識の力を重視します。その無意識の力について
興味のある方は、この田坂さんの話を聞かれることをお勧めします。
今日はこのあたりで失礼します。
ぜひ、ご質問、ご意見、ご感想、ご批判、ご希望など
なんでもけっこうなので、ぜひお聞かせください!!
masa@utsude.com までよろしくお願いします。
●●商品ではなく作品として考えたらどうだろう?●●
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